Valveと『マジック』開発者がタッグを組むカードゲーム『Artifact』は日本語に対応し、11月29日にSteamにて発売へ。来年にはモバイル版も
Valveは8月2日、現在開発中のトレーディングカードゲーム『Artifact』を、11月29日にSteam(Windows/Mac/Linux)で発売することを明らかにした。本作のSteamストアページによると、日本語表示にも対応するようである。また、2019年にはiOS/Android版のリリースも予定されている。
本作は『Dota』の世界観をベースにした、『マジック:ザ・ギャザリング』のデザイナーRichard Garfield氏とValveとのコラボレーション作品だ。『Dota 2』の開発に携わるWykrhm Reddy氏によると、本作の価格は20ドルになる予定で、あらかじめ構築された2種類のカードデッキと、12枚のカードがランダムで封入されたカードパック10個が含まれるとのこと。
Valveは、『Artifact』について、ファンタジーカードゲームにおける最高品質かつディープなゲームプレイ体験をトレーディングカードゲームファンに届けるとしている。本作はオンライン対戦に対応し、プレイヤーはヘルス・アーマー・アタックのステータスを持つカード54枚でデッキを構築。そして3つのレーンにマナを消費しながらカードを並べ戦う。3つの試合を同時におこなうような形だが、レーンをまたいで影響し合う要素もあるという。また、試合の流れの中ではデッキ内のアイテムカードを購入するフェーズも組み込まれている。お金は敵のカードを倒した場合などに入手でき、ゲーム展開によっては購入をパスして、次回にお金を残しておくなどの駆け引きが生まれそうだ。
本作のローンチ時には、44種類のヒーローを含む280枚以上のカードセットがリリースされる。なお、前述した本作の購入時に入手できるカードには、5種類のヒーロー・9種類のアイテムカード・その他40種類のカードが含まれ、各カードパックには少なくとも1枚のレアカードが封入されるとのこと。そのほか、12枚入りのカードパックはひとつ2ドルで販売され、Steamコミュニティマーケットプレースでのカードの売買も可能になるという。
本作は、8月31日からアメリカで開催されるイベントPAX West 2018にプレイアブル出展される予定で、そこでゲームのさらなる詳細が明かされるかもしれない。11月のローンチ後には、新機能の追加や、対戦イベントの実施、拡張版のリリースなどを予定しているとのことだ。