多人数サバイバル『Rend』Steamにて早期アクセス販売開始。モンスターが暮らすファンタジー世界で、最大60人でのチーム対戦
アメリカのインディースタジオFrostkeep Studiosは8月1日、MMOファンタジー・サバイバルゲーム『Rend』の早期アクセス販売をSteamにて開始した。価格は2980円。同スタジオは、Blizzard Entertainmentで『World of Warcraft』を手がけ、その後『League of Legends』や『WildStar』『Overwatch』の開発にも携わった経験を持つ業界のベテランらが設立したスタジオで、『Rend』は同スタジオにとって初めてリリースする作品となる。
本作は、最大60人のプレイヤーがConclave・Order・Revenantの3つの勢力に別れてプレイするチーム制サバイバルゲームで、北欧神話から影響を受けたファンタジーアドベンチャー要素を持つ世界観が特徴だ。カラフルな色使いが映える広大なフィールドにはさまざまなモンスターが生息しており、本作はPvPであると同時にPvEゲームでもある。プレイヤーは裸一貫から始め、空腹や喉の渇きなどのステータスに気を配りながらフィールドを探索。資源をあつめて装備やツールをクラフトしたり、狩りをおこなったりしながらキャラクターを強化させていく。強化はスキルツリーに加え、4種類あるタレントから選択して習得アビリティの方向性を決めることができる。
それぞれの勢力には、クラフトや研究、資源の貯蔵や精製などをおこなうための拠点の建築が求められる。本作は、プレイヤーがそれぞれの目標を達成するたびに獲得するLost Soulsが、各勢力のDivinity Stoneと呼ばれる巨大なクリスタルに貯蓄され、より早く規定値まで貯めた勢力が勝利となるルールである。それぞれのサーバーでは、モンスターが拠点を襲撃してくるイベントThe Reckoningが毎週実施され、モンスターはそのDivinity Stoneの破壊を狙ってくる。拠点はDivinity Stoneを守るためにも重要な存在であり、勢力内のプレイヤーがそれぞれの役割をこなしながら貢献していくゲームプレイが求められるだろう。いずれかの勢力が勝利すると、勝利勢力は報酬を獲得しサーバーはワイプ。各プレイヤーはキャラクターのデータを持って次のゲームへと進む。
本作はプレアルファ、アルファテストを重ねながら、コミュニティの意見を参考に開発が進められてきた。そのため、開発におけるゴールは常に移り変わっていったという。開発元のFrostkeep Studiosは、早期アクセスとはいえプレイヤーに購入してもらうからには、ファンタジー・サバイバルゲームに期待される要素をしっかりと用意しておかなければならないとし、本作はサバイバルゲームジャンルにおいて、ほかのどのゲームとも異なる体験があると自信を見せる。今後の具体的なロードマップはまだ公開されていないが、同スタジオのCEO Jeremy Wood氏は、本作はまだ始まったばかりだと今後への期待を語っている。