対戦アクション『キルラキル ザ・ゲーム -異布-』ゲームシステムが公開。簡単操作と深い読み合いを組み合わせ、原作を再現する演出も

アークシステムワークスは7月31日、3D耐繊(対戦)アクションゲーム『キルラキル ザ・ゲーム -異布-』のゲームシステムの詳細を発表した。本作は、アニメーションスタジオTRIGGERと、構成・脚本の中島かずき氏がタッグを組んで制作した人気アニメ「キルラキル」のゲーム版だ。

アークシステムワークスは7月31日、3D耐繊(対戦)アクションゲーム『キルラキル ザ・ゲーム -異布-』のゲームシステムの詳細を発表した。本作は、アニメーションスタジオTRIGGERと、構成・脚本の中島かずき氏がタッグを組んで制作した人気アニメ「キルラキル」のゲーム版だ。本作ではTRIGGERの監修のもと、3Dセルルック表現を得意とするアークシステムワークスとエープラスの手により、原作のビジュアルと演出をアニメ調の3Dグラフィックで再現する。

バトルの舞台には広いフィールドが用意されており、プレイヤーは縦横無尽に駆け回りながら、間合いを取ったりダッシュで一気に距離を詰めたりしながら戦う。本作ではシンプルな操作で爽快感のあるバトルを楽しめることが特徴のひとつで、複雑なコマンド技はなく、近接攻撃ボタンあるいは遠距離攻撃ボタンのみ、あるいは方向キーを入力しながら各ボタンを押すことでさまざまな技を繰り出せる。たとえば、方向キーを横に入力しながら近接攻撃ボタンを押すと横斬りが発生し、上または下に入力しながらだと相手を下から突き上げるように斬る。後者は対空技としても機能する技だ。

ボタン連打で簡単にコンボが繋がり、コンボの最後に方向キーを入力することでフィニッシュ技が変化する。フィニッシュ技には、キャラクター固有の演出が用意されているとのこと。また遠距離攻撃の場合は、溜め入力で強力な一撃を繰り出すことができる。そのほか、ジャンプ中やダッシュ移動中の攻撃も可能で、こちらも入力するボタンにより技が変化する。

こうした簡単操作を採用する一方で、三すくみによる深い読み合い要素も本作の特徴である。基本の三すくみは、近接・遠距離攻撃による「打撃」と、攻撃を防御する「ガード」、そしてガード不能技の「ブレイク攻撃」による駆け引きで、ブレイク攻撃は隙が大きいため打撃に割り込まれる可能性が高い。

また前述したように、近接攻撃は方向キーの入力方向によって攻撃の方向や範囲が変化する。これによって、ステップで回避するのか、あるいはジャンプで回避するのかの選択が求められる。たとえば、縦斬りはステップで回避できるがジャンプでは不可。横斬りはその逆といった具合だ。攻撃側にとっても、相手の回避方法を先読みした「回避読み攻撃」が重要になり、もし読みが外れた場合は反撃される。こうした打撃と回避、回避読み攻撃の応用三すくみも存在する。

本作にはさらに、キルラキル作品ならではの「血威表明縁絶」と呼ばれるシステムも用意されている。これは原作アニメでも見られた、戦いながら相手と会話するシーンを再現するもので、L1+R1で繰り出せる特殊攻撃「血威バースト」をヒットさせると発動する。血威表明縁絶中は、両プレイヤーは画面に表示される演説を3択から選択する。それぞれ挑発・罵倒・愚弄に相当し、こちらも三すくみによって勝敗が決まる。ゲームでは、それぞれの優劣がわかりやすいようにジャンケンのアイコンが表示されるようだ。

血威表明縁絶を発動したプレイヤーが演説に勝つかあいこになった場合は、その演説を言い切って「血威レベル」が上昇。発動側が勝った場合はさらに血威表明縁絶が続き、最大3回まで繰り返される。血威レベルは3段階あり、レベルが上昇すると基本性能が上がるほか、一部の必殺技が超必殺技になるなど、キャラクターが大幅にパワーアップする。そして、最大レベルに達すると、一撃必殺の「戦維喪失奥義」が使用可能になる。戦維喪失は原作アニメでも見られた表現で、キャラクターが纏う極制服を吹き飛ばす、まさにトドメの一撃。本作でも同様の演出が見られるだろうか。なお、一度上がった血威レベルはそのバトル中は下がる事はない。

アークシステムワークスは、本作を幅広いキルラキルファンの方々に楽しんでもらいたいとしており、対戦アクションゲームが得意でない人でも簡単にプレイでき、さらに上級者には奥深い駆け引きが用意されている作品となっている。本作はPC(Steam)/PlayStation 4向けに、2019年に発売予定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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