『メタルギアソリッドV』約1年ぶりのアップデートによりFOB潜入時にクワイエットが使用可能になる。PS4/XBO/PC対象
コナミデジタルエンタテインメント(以下、コナミ)は7月24日、『メタルギアソリッドV ファントムペイン』の最新アップデートの配信を開始した。本作におけるコンテンツ・アップデートは2017年8月以来。昨年のアップデートは、FOB潜入時にオセロットが使用可能になるという内容であった。そして約1年ぶりとなる最新アップデートでは、FOB潜入時にクワイエットを選択できるようになる。なおアップデート対象となるプラットフォームはPC/PlayStation 4/Xbox One。筆者が確認したところ、ゲーム本編でクワイエットが不在の状態では、キャラクター選択リストに表示されない。
※FOB:他プレイヤーが作成した前線基地に潜入して資源や人員を奪うオンライン・ミッション
クワイエットはゲーム本編に登場する狙撃の達人。移動速度が速く、高低差のある場所を跳躍により一瞬で移動できたり、一気に間合いを詰める特殊ダッシュを使えたり、さらには一定時間静止していると透明化できたりとハイスペックなキャラクターである。なお本作のオンラインマルチプレイモードである『メタルギア オンライン』では、2016年3月15日に配信された有料DLC「CLOAKED IN SILENCE」を購入することで、既にクワイエットを操作することが可能。今回のアップデートにより、全プレイヤーが無料で彼女を操作できるようになったわけだ。
また今回のアップデートでは、より多くのイベントポイントを稼げる「イベントFOB[HARD]」が登場。「新世界秩序」と呼ばれるこのイベントFOBでは報復される心配がないため(防衛側が報復で潜入してこない)、ガンガン挑戦して気兼ねなく資源やスタッフを奪取できる。FOB未経験の方も、クワイエットの超人的能力をテストしてみたい方も、気軽にトライしてみてはいかがだろうか。イベントFOBの開催期間は8月7日14時まで。報酬としては、単発式麻酔ガスハンドガンAM A114 RPの開発資料、イベント限定FOBカラー、イベント限定武器カラー、FOBスタッフ用水着などが手に入る。
そのほかFOB用の新しいオンライン開発アイテムとしては、巨大な暗黒球体を射出し触れた敵にダメージを与えるダークマター、触れた敵を気絶させるスタンダークマター、弾丸が遮蔽物を貫通するレノフ・イクスbis 狙撃銃、スタン・睡眠・銃弾・マーキングを一定時間無効化する防護シールドが追加されている。
なおFOBには核兵器の開発・廃棄という概念がある。核兵器を保有していると一定条件を満たしたプレイヤーしか報復に来れず、資源や人員を奪われる心配が大幅に減る。本作には「サーバ上から全ての核兵器が廃棄」された場合のみ発動するカットシーンが存在するが、2015年9月に本作が発売されてから正規ルートで発動したことはない。ただし今年2月に「サーバー側が不正な値を受信」したことで、一時的にユーザーの核保有数が0であると認識され誤発動したことがある(関連記事)。コナミ公式によるゲーム内核兵器保有数の報告も2018年1月を最後に途絶えており、核なき世界が訪れる見込みは薄いと考えてよいだろう。
なお『メタルギアソリッド』シリーズのスピンオフ作品『メタルギア サヴァイヴ』では、7月31日よりCo-opプレイ対象イベント「邂逅 2014」が開催される。ゲーム内ミッションをクリアしていくことで『METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS』をテーマにしたアクセサリーやジェスチャー、ネームプレートを入手できるようになる。