巨漢配達員がオープンワールドで荷物を届けるFedEXならぬ『Fat[EX] Courier Simulator』発表。日本語対応予定
インディーパブリッシャーPlayWayは7月19日、『Fat[EX] Courier Simulator』を発表した。プラットフォームはPC(Steam)。発売日は2019年5月16日で、日本語への対応を予定している。『Fat[EX] Courier Simulator』は太っちょな宅配員となり、大事な荷物を運ぶシミュレーターゲームだ。タイトルのFatEXはおそらく、世界大手の物流会社FedExをもじったものであると思われる。
いわば荷物を届けるだけのゲームであるが、宅配を完遂するまでの道のりは平坦ではない。トラックを不注意に運転すると、交通事故が発生し仕事どころではなくなる。左右を見ずに道路を歩けば車に轢かれるし、交差点を横断する際に通行人にぶつかれば、荷物を落とし大事な荷物が壊れてしまう。一方で、宅配は速さが命。慎重かつ大胆に荷物を目的地に届けるのだ。
『Fat[EX] Courier Simulator』では、宅配を邪魔するさまざまなトラブルも発生する。交通渋滞、事故、火災、危険な犬、多すぎる荷物、迷惑な住民、砂漠の真ん中という無茶苦茶な配達場所。かなり無謀なミッションが課せられることもあるだろう。しかしそれらも成し遂げなければならない。本作は、普通の宅配に飽き飽きした人のための宅配ゲームなのだ。
本作の特徴は、宅配のプロセスはオープンワールドで遂行する点。車の移動から荷物運び、そして宅配先の家の扉まで自らおもむく。扉で出迎えられない高齢者の要望にこたえて、屋根をのぼり二階まであがり荷物を届けるといったアクロバティックなシーンも。時に、巨体を揺らして肉体労働をするのだ。オープンワールドと自由度の高さも本作の魅力。車でどのルートを選択してたどり着くかプレイヤーの裁量に委ねられ、荷物運びの際に道をゆずらない通行人を殴るのも自由。重い荷物を放り投げて時間の短縮をはかってもいい。一人称視点/三人称視点で、気ままに宅配ライフを楽しもう。
発売元のPlayWayは弊誌の変わり種ゲーム紹介では、頻繁に名前があがるパブリッシャーだ。すでに『House Flipper』をSteamで発売した実績があるほか、ホームレスとして暮らす『Bum Simulator』などのリリースを控えている。開発を手がけているのはRebelia Games。本作のほかには、ジャンクヤードをあさる『Junkyard Simulator』を開発中だ。Unreal Engine 4を使った自由度の高い個性的なゲームを作り続けている。発売はまだまだ先になるが、どれほどへんてこなゲームに仕上がるか、楽しみなところだ。