Oculus Rift向けの新作ゲーム続々、「Darksiders」開発の『Chronos』やInsomniacの『Edge of Nowhere』

Oculus VRは、E3 2015直前に開催したプレスカンファレンスにて、Oculus Rift向けのゲーム『Chronos』と『Edge of Nowhere』を正式発表した。

Oculus VRは、E3 2015直前に開催したプレスカンファレンスにて、Oculus Rift向けのゲーム『Chronos』と『Edge of Nowhere』を正式発表した。『Chronos』は『Darksiders』シリーズを開発していた元スタッフらが所属するGunfire Games、『Edge of Nowhere』は『Ratchet and Crank』や『Resistance』シリーズを開発してきたInsomniac Gamesが手がける。

 

年を重ねるゲームと、雪山での冒険

『Chronos』はファンタジーな世界観を題材としたロールプレイングゲームだ。『Chronos』の世界は邪悪なドラゴンによって支配されており、主人公はそれを開放するため、古代の迷宮に挑戦しなければならない。しかし古代の迷宮は1年に一度しか開かず、もし挑戦者が失敗すれば、また次の年を待たなければならないのだという。

興味深いのは、迷宮の探索で失敗を学びつつゲームが進行するごとに、主人公は年齢的に成長し、そのたびにより強い戦士になるということだ。Gunfire GamesのCEOであるDavid Adams氏によれば、キャラクターが年をとるごとに、プレイヤーの戦略も変化してゆくのだという。

一方、Insomniac Gamesが発表した『Edge of Nowhere』は三人称視点のアドベンチャーゲームであり、南極の山を舞台に遭難したチームを探る冒険が描かれる。アクションやホラー要素の強い作品となる模様で、トレイラーでは主人公が壊れた橋を飛び越えたり、謎の生物に襲われるシーンも確認可能だ。今年のE3にてプレイアブル出展される予定となっており、さらなる情報を聞くことができそうだ。

Oculus VRはこの2社以外にも多数のゲームデベロッパーが「Oculus Rift」向けゲームを開発しているとアピールしており、その中にはスクウェア・エニックスや『Metro』シリーズなどの4A Games、さらにはHarmonixなども含まれている。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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