開発中止となった『Star Wars Battlefront III』のファンメイドとして作られていた64人対戦TPS『Galaxy in Turmoil』ティザートレイラーが公開

インディースタジオのFrontwire Studiosは7月6日、現在開発中のTPS『Galaxy in Turmoil』のティザートレイラーを公開した。『Galaxy in Turmoil』はもともと、2008年頃に開発中止になったとされる『Star Wars Battlefront III』をUnreal Engine 4を用いて蘇らせることを目的としたファンプロジェクトだった。

インディースタジオのFrontwire Studiosは7月6日、現在開発中のTPSゲーム『Galaxy in Turmoil』のティザートレイラーを公開した。プレアルファ版をもとにした映像で、最終的なクオリティを示すものではないが、本作のゲームプレイの一端を垣間見ることができる。

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もともと『Galaxy in Turmoil』は、2008年頃に開発中止になったとされる『Star Wars Battlefront III』をUnreal Engine 4を用いて蘇らせるというファンプロジェクトとして、ボランティアスタッフらにより2016年に立ち上げられた。当時Free Radical Designが開発していたという同作については、開発中の映像やプレイアブルなビルドがリークしており、『Galaxy in Turmoil』はこれをもとに開発が進められていた。初期の映像を見るとXウイングやバトル・ドロイドなどが登場し、まさにスター・ウォーズ作品を目指していたことがうかがえる。

しかし、スター・ウォーズのゲーム化権を持ち、現行の『Star Wars バトルフロント』シリーズを展開するEAからのクレームにより、権利元であるLucasFilmから『Galaxy in Turmoil』の開発を中止するよう求められる。本作は無料ゲームとして配布される予定で、Steamでの配信もValveから了解を得ており、非営利作品としてフェアユースを主張できる可能性もあったが、関係各社の権利を尊重しFrontwire Studiosは開発中止を決断。ただ、『Star Wars Battlefront III』から影響を受けたオリジナル作品という形であれば問題はないとLucasFilmから助言を受けたため、スター・ウォーズのコンテンツを排除して開発が続行されることとなった。

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生まれ変わった『Galaxy in Turmoil』には、サイバーパンクにファンタジー要素を加えたオリジナルの世界観が与えられており、公開された映像からはあまり“スター・ウォーズ”要素は見られない。ただ、戦闘機での空戦から地上での戦いへとシームレスに移行する様子や、全体的なゲームプレイの雰囲気は『Star Wars バトルフロント』を意識していることが感じられる。マルチプレイでは32対32の大規模対戦が楽しめ、プレイヤーは3つある勢力のうちのひとつの兵士として戦う。ブリーフィング画面では、Ranger・Engineer・Explosive Ops・Assassinの4つのプレイヤークラスや、いくつかの装備品が確認できる。

マップは地上から空、そして宇宙空間にも広がり、たとえば空戦ではドロップシップの防衛ミッションなどが用意され、宇宙では巨大な母艦も登場するようだ。また本作にはシングルプレイモードも用意され、こちらではプレイヤーは銀河一悪名高い傭兵Rokaとなり、銀河中を探索する中でさまざまなミッションに挑むという。

本作はPC(Steam)およびPlayStation 4向けに開発されており、製品版を無料配信する計画に変わりはないようだ。トレイラーの冒頭でも小額課金やDLC無しで楽しめる基本プレイ無料ゲームであると記載している。今後はKickstarterでのクラウドファンディングが予定されており、その前には体験版の配信をおこなうとのこと。体験版は、ゲームの一部分を完成に近い状態まで仕上げたバーティカルスライスになるそうで、『Star Wars Battlefront III』の影響を受けるというそのゲームプレイを確かめることができるだろう。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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