キツネっ娘が踊りまくるストラテジーRPG『Skeletal Dance Party』開発中。ネクロマンサー・キツネが繰り広げる骸骨パーティー

今回Indie Pickで紹介するのは、『Skeletal Dance Party』。『Skeletal Dance Party』は、ネクロマンサーのキツネっ娘Revaを主人公としたストラテジーゲームだ。ダンスフロアと化したダンジョンで、ノリノリにスケルトンを召喚していく。

発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第557回目は『Skeletal Dance Party』を紹介する。

『Skeletal Dance Party』は、ネクロマンサーのキツネっ娘Revaを主人公としたストラテジーゲームだ。任天堂より発売された『ピクミン』シリーズのゲーム性に、物理演算を導入させた作品になるという。主人公のキツネは高い戦闘能力を持っていない。できることは、呪文を唱えること、テレキネシスを使って物を動かすこと、そして死んだ敵をスケルトンとして蘇らせることだ。手下を増やし続け、ダンジョンを攻略するのだ。

本作はシリアスというよりは、ポップでコミカルなストラテジーゲームに近い。ダンジョン内のキャラクターは、主人公のキツネ娘も含めてみんな踊り惚けており、まるでダンスフロアだ。スケルトンの仲間を増やし、指令をしながらも呪文を飛ばしたり物を動かすことで、ダンジョンは雑然としていく。物理演算が導入されていることにより、ボクセルビジュアルのオブジェクトは四方へと飛び散っていき、混沌は加速するばかりだ。死者たちを巻き込んだパーティーの規模を拡大していこう。ただし、スケルトンは“消耗品”であることに加え、AIを持っており指示を忠実に従うとは限らない。しっかり身辺を守るスケルトンを補充していくことを忘れずに。

本作は、もともとはフリーゲーム『Skeletal Dance Simulator』して開発されており、gamejoltなどで配信され人気を呼んでいた。好評を受けて開発元のCatalope Gamesはゲームを拡張させていき、今回Steamでの配信に進むはこびとなった。ビジュアルやゲーム性は進化させているが、評価された物理演算やリズミカルな点はしっかりと引き継がれている印象だ。ゲーム性は比較的シンプルで、奥深いといえるレベルには至らなさそうだが、呪文にはさまざまな種類があり、スケルトンはそれぞれ異なる能力を持っていたりと、カジュアルでありながら戦略性の両方が存在しているようだ。

『Skeletal Dance Party』はPC向けに、“ハロウィーン”の時期に発売予定だ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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