Ninja Theory最新作『Hellblade』のゲームプレイ映像が解禁、ケルト族の女戦士の精神地獄を描く

デベロッパーNinja Theoryは、最新作となる『Hellblade』のゲームプレイ映像とその詳細を明らかにした。

デベロッパーNinja Theoryは、最新作となる『Hellblade』のゲームプレイ映像とその詳細を明らかにした。『Hellblade』は新生『DmC』を手がけたNinja Theoryが、15人という小規模な開発チームで手がけているタイトルだ。「トリプルA級のインディペンデント」を合言葉に、自由な開発の気風でNinja Theory特有の不気味な世界観を描きつつも、トリプルA級タイトルに負けないクオリティを目指している。

ケルト族の女戦士が進む”精神地獄”

本作の主人公はケルト族の女戦士「Senua」だ。ゲーム中では、Senuaの幻覚や被害妄想といった精神的な病、あるいは不安や憂鬱といった負の感情など、彼女の精神世界における地獄が描かれる。プレイヤーは彼女の目を透して、Senuaが生きる悪夢の世界を見届ける。

開発にはケンブリッジ大学におけるヘルス・ニューロサイエンス分野の教授Paul Fletcher氏が参加しており、スタジオの面々は実際に精神病を患った人物たちとも直接会っているという。

Ninja Theoryの製品開発マネージャーDominic Matthews氏によれば、『Hellblade』は、監視社会を描いたジョージ・オーウェルの小説「1994年」や、ジョージ・ロメロが撮影したゾンビ映画「ドーン・オブ・ザ・デッド」のような作品を目指しいるという。ファンタジー世界において既存の概念や設定を突き抜けた作品であり、トレイラーを見ても一般的なトリプルAタイトルにはない異様な雰囲気が感じ取れるところだろう。

『Hellblade』は2016年にPlayStation 4向けにリリース予定だ。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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