『ストリートファイターV アーケードエディション』ルートボックス要素を持つ「気まぐれ占い」の導入を含む、次回アップデート概要発表
カプコンは6月20日、PS4/PC向け対戦格闘ゲーム『ストリートファイターV アーケードエディション』にて、6月26日から配信予定の次回アップデートの概要を発表した。このアップデートについては、『ファイナルファイト』シリーズの「コーディー」の追加が先日発表されている。『ストリートファイター』シリーズにはこれまでにも登場した実績があるキャラクターだが、本作ではメトロシティの新市長という立場での参戦となる(当初は6月27日配信予定だったが変更された)。
そして、ローズが営む神秘の館でお留守番をしているメナトに運勢を占ってもらえる「気まぐれ占い」の追加が新たに発表されている。プレイヤーはここで500ファイトマネーを使用することで、アレンジコスチュームやサバイバルモードを優位に進められるバトルグッズ、追加カラーや歴代のキャラクターアートを入手できる。たとえば、サバイバルモードにて次のステージ開始時に体力が80パーセント回復するバトルグッズ「ハンバーガー」や、キャミィの追加コスチューム「ガンスパイク」などを入手できる。この「ガンスパイク」を含め、いくつかのコンテンツは気まぐれ占いでのみ入手可能となる。
ただし、どのコンテンツを入手できるかはメナトの占いの結果次第。つまりランダムであり、ルートボックスの一種といえるだろう。一部の国ではルートボックスへの規制に乗り出す動きが現実化してきており(関連記事)、メーカー側も一時期よりはルートボックスから距離を置く動きが出始めているなか、こうした要素を実装する判断は興味深い。ただし、ファイトマネーはゲームプレイを通じてのみ入手可能で、アイテムの換金手段は存在しない。実際のお金が絡む要素が存在しないことから、現時点ではトラブルに絡むことはなさそうだ。
気まぐれ占いで入手できる「バトルグッズ」も、このアップデートでの追加要素のひとつ。前述した通り、サバイバルモード内で使用できるアイテムで、2戦目以降から使用可能だ。体力UPやEXゲージUPなどステータスを強化することができ、最大5つまで同時使用できる。またサバイバルモードには「コンティニュー機能・一時中断機能」が実装され、負けてしまってもファイトマネーを消費することで再チャレンジできる。米カプコンによると、このコストは1000ファイトマネーになるとのこと。
サバイバルモードについては、スタンダードとランダムを選択できるようになる。スタンダードの場合は初期16キャラクターのみが、あらかじめ決められた順に対戦相手として登場。ランダムの場合は、その時点でリリースされている全キャラクターからランダムで登場するという。また、使用しなかったVゲージは次の試合に持ち越せるようになる。そのほか、『デビル メイ クライ』シリーズのコスチュームや、新ステージ「Ring of Power」の配信もおこなわれる予定だ。