新作『ストリートファイターV』の鍵を握るのは「Vトリガー」と「Vスキル」か、英国雑誌伝える

英国でゲーム情報などを伝える無料週刊誌「ShortList」が、シリーズ最新作『ストリートファイターV』のコア要素になるとする「Vトリガー」などの情報を掲載したことが明らかとなった。

英国でゲーム情報などを伝える無料週刊誌「ShortList」が、シリーズ最新作『ストリートファイターV』のコア要素になるとする「Vトリガー」などの情報を最新号で掲載したことが明らかとなった。米国の格闘ゲームニュースサイト「EventHubs」が伝えたもので、フェイクとは考えにくい雑誌のスキャンなども掲載されている。

『ストV』のメイン要素は「V」か

報道によれば、本作には「Vトリガー」と呼ばれるメカニックが存在し、これが過去のトレイラーで見られた“ナッシュのテレポート”や“チュンリーの2連気功掌”に当たるそうだ。「Vトリガー」を使用するためには「Vゲージ」を消費する必要があり、敵からダメージを受けるとゲージは増加する。また「Vスキル」と呼ばれる防御向けのメカニックも存在しており、リュウが敵の弾をパリィ(受け流す)したり、ベガが弾を弾き返す動作がこれに当たる。Vスキルに関する情報は少ないものの、Vトリガーと同様にこれもVゲージを消費するのではないかと見られている。

この「V」メカニックに加え、本作では敵からダメージを受けると溜まる「EXゲージ」が登場し、これをすべて消費することで超必殺技に値すると思われる「スーパーアーツ」を放つことができる。『ストリートファイターIII』でも登場した名であり、1キャラクターが3種類の「スーパーアーツ」を所有していた。

このほか「ShortList」では、シリーズ初になるというロンドンのステージ「King’s Cross Station」の存在も伝えられており、女王陛下の衛兵隊がトロンボーンを吹きながら巡回しているのだという。リリース時期はPS4/PC向けに2016年3月とされている。

過去の海外フォーラムの投稿に「Vトリガー」

また興味深い情報として、2014年12月に海外フォーラムNeoGAFへ投稿されたコメントに、今回と同じく『ストV』に「Vトリガー」が採用されるとの情報が記載されていたことが判明している。こちらではセービングアタックが存在しないこと、今作では「スーパー」や「ウルトラ」は登場せずアップデートのみで対応が済まされること、そしてRachid (アフリカ)と Zen (インド)、 Laura (ブラジル)という新キャラクターが登場することなどが記されている。

国内ではシリーズプロデューサーの小野義徳氏が、最新情報の解禁が待てないと予告している状況だ。はたして「V」が本作のメインメカニックとなるのか、続報に期待したい。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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