砂漠オープンワールドアドベンチャー『Sable』発表。トゥーン調に描かれた美しくも儚い世界で、少女は孤独に旅をする

インディーパブリッシャーRaw Furyは本日6月12日、「PC Gaming Show」にて『Sable』を発表した。『Sable』の対応プラットフォームはPlayStation/Xbox One/PC/Nintendo Switchで、発売時期は2019年を予定している。

インディーパブリッシャーRaw Furyは本日6月12日、「PC Gaming Show」にて『Sable』を発表した。対応プラットフォームはPlayStation 4/Xbox One/PC(Steam)/Nintendo Switchで、発売時期は2019年を予定している。日本語への対応も予定している。

『Sable』は「砂漠」を舞台としたオープンワールドアドベンチャーゲームだ。プレイヤーは少女Sableとなり、砂に覆われた未知の惑星を探索する。滅んだ遺跡や古代のモニュメント、墜落した宇宙船を調べることで、惑星や住民たちの過去を知り、また彼女自身も自分の居場所を見つけていく。することはあくまで探索であり、戦闘やレベルアップといった概念は存在しないという。映像では、ロケットのような乗り物にのったSableの姿が確認できる。

『Sable』の開発を手がけるのは、Gregorios Kythreotis氏とDaniel Fineberg氏で構成されるイギリスのスタジオShedworks。本作は、トゥーンアニメ調に描かれるユニークでありながら美しいビジュアルが目を引くが、同スタジオは以前より時間をかけてこのゲームエンジンを開発していたようだ(ゲームキャスト)。フランスの漫画や日本のアニメ、具体的にはスタジオジブリ作品から強く影響を受けているとのこと。このフランスの漫画というのは、のちに大友克洋氏などに影響を与えた、アーティストであるメビウス(ジャン・ジロー)作品を指すのだろう(6月13日追記)。

Japanese BreakfastことMichelle Zauner氏の制作した曲にあわせて彩られる本作のトレイラーは、「PC Gaming Show」でも多くのユーザーを集めた。そのほか、さまざまなインディーゲームに携わるサウンドデザイナーMartin Kvale氏参加し、アニメーションはMicah Holland氏が担当。実力派クリエイターが結集し、新進気鋭のインディーパブリッシャーRaw Furyのサポートを得て、製品化に向けて開発が進められているようだ。

独特の映像表現が目を引く『Sable』は、PlayStation/Xbox One/PC/Nintendo Switch向けに、2019年発売予定だ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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