オープンワールド海戦ゲーム『Skull & Bones』シビアなPvPvEモード公開。富を得るためには、ポルトガル船をなんとかしてやり過ごせ
Ubisoftは6月12日、E3 2018に合わせプレスカンファレンスを実施。その中で『Skull & Bones(スカル アンド ボーンズ)』の最新情報を公開した。本作は、『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』の海戦パートなどを手がけたUbisoft Singaporeが中心となって開発するオープンワールド海戦ゲームだ。
プレイヤーは、西暦1700年前後の時代を生きる海賊船の船長。本作の舞台となる海域インド洋では、アフリカからの貴重な物資を積んだ貿易船が行き交っており、海賊にとっては格好の得物となる。プレスカンファレンスでは、貿易船を巡って複数の勢力が入り乱れるPvPvEモード「Hunting Grounds」が披露された。
Hunting Groundsでは、インド洋チャゴス諸島の中に存在するアジトからゲームがスタートする。貿易船の船団を襲撃しに行く前に、まずは自らの海賊船の準備を整えるのだ。船のカスタマイズでは、船首像や舵、操舵輪といった見た目に関わるものから、大砲などの武装、船員などさまざまな項目がある。武装に関しては、攻撃力や射程距離、リロード時間などのステータスが種類によって異なり、さらに帆への攻撃力は高いが船殻へのダメージは低い、あるいは帆にしかダメージを与えられないなど特性の違いもある。また撃ち出す弾の種類によって、たとえば着弾すると発火して帆により大きなダメージを与えられるものなどがある。さまざまな組み合わせが考えられ、自らのプレイスタイルに合わせた海賊船を構築できるだろう。
今回紹介されたHunting Groundsの海戦では、ターゲットである貿易船のほかに、陸地にあるポルトガル軍の砦も登場。砦は強力な大砲を持っており、海賊船を攻撃してくる。ここで役に立つのは船の偽装だ。この場面では、ポルトガルの貿易船に偽装するため、その紋章が描かれた帆を揚げてやり過ごしている。なお偽装は、貿易船などに攻撃行動を取ると解除されてしまうようだ。
本作は広大なオープンワールドの海が舞台で、ターゲットを仕留めるには、その進路と風を読み、先回りするなどの戦略が求められる。そして有利なポジションをキープし、大砲などで攻撃。船を横付けして船員を乗り込ませて宝を奪うのだ。ただし、こうした派手な騒ぎはポルトガルの軍艦を呼び寄せることに繋がる。軍艦は非常に強力な相手で、1対1ではとうてい勝ち目はない。この状況を切り抜けるためには、周囲の海域を見回してほかのプレイヤーの海賊船を探し、加勢を求めるしかない。ただし、それでも軍艦相手に勝てるかどうかは、戦略と連携が重要となる。そして、見事軍艦を沈めたとしてもそれで終わりではない。手を貸してくれたほかの海賊船は決して仲間ではないため、今度はそれぞれが手に入れたお宝を巡る戦いへと展開していく。
本作にはこのHunting Groundsモードのほか、5対5で戦い、勝利後には海賊ハンターなる強力な敵が現れるDisputed Watersモードなども収録される。各ゲームモードの詳細は後日発表されるとのことだ。『Skull & Bones』はPC/PlayStation 4/Xbox One向けに2019年発売予定。