その名は『Mirror’s Edge Catalyst』、シリーズ最新作は「続編でも2でも無い」

Electronic Artsは、パルクールアクションシリーズ『Mirror's Edge』の最新作の正式タイトル名を、先日から噂がささやかれていた『Mirror's Edge Catalyst』であると発表した。

Electronic Artsは、パルクールアクションシリーズ『Mirror’s Edge』の最新作の正式タイトル名を、先日から噂がささやかれていた『Mirror’s Edge Catalyst』であると発表した。開催が来週に迫るE3 2015にて、さらなる詳細が明らかにされる予定だ。

パルクールアクションの女王が帰還

『Mirror’s Edge』は一人称視点の3Dアクションゲームだ。近年、さまざまな作品に取り込まれているパルクールアクションをいち早くテーマにした作品であり、2年前に待望の続編がついに発表。しかし昨年のE3では“コンセプチュアル映像”の公開に留まっていただけに、今年のE3での最新情報に期待していたファンも多かっただろう。

同作のシニアプロデューサーSara Jansson氏は、「『ミラーズエッジ』は、DICE全員にとって特別な思い入れのある作品です。 第一作は多くの可能性を秘めていました。 ゲームプレイやスタイルという点において他のどの作品とも違い、独自の性質を持ち合わせていました」と今回の発表にて言及した。「 しかしゲームに愛着が湧くほど、もっといい作品にできるはずだと思いました。 だから、新世代向け『ミラーズエッジ』の開発に乗り出したのです」と、今作の開発の動機について語っている。

また「チームは膨大な時間を費やし、全てのゲームの要素を見直して新しい体験を作り出しました。 本作は続編でも『Mirror’s Edge 2』でもありません」とコメントし、当初からリブートと伝えていたように、同作が前作から一新されたタイトルとなることを強調した。「第一作目を尊重しながら一人称視点の動きの限界を押し上げ、ヒロインであるフェイスのストーリーをより深くまで掘り下げようというスタンスに落ち着いたのです――他にも新たな面白さと素晴らしさを備えたゲームプレイや機能もご用意しています」。

パルクールアクションゲームのフォロワーや、あるいはパルクール要素を取り込んだ作品は山ほど登場している。だが、初代『Mirror’s Edge』の躍動感や感触に代わる作品は現在までに登場しなかったといえるだろう。パルクールアクションの女王がどのような出で立ちで帰ってくるのか、E3 2015のEAプレスカンファレンスに注目したい。

※E3 2014時に公開されたトレイラーです。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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