第三次世界大戦を戦うマルチプレイFPS『World War 3』発表。専門家と協力し、リアルで没入感の高いミリタリー表現を描く

ポーランドのインディースタジオThe Farm 51は5月29日、ミリタリーFPS『World War 3』を発表した。発売日は2018年内に、Steamにて早期アクセス販売を開始する。『World War 3』では第三次世界大戦をテーマに、世界各地の実在の都市を舞台にした現代戦を戦う。

ポーランドのインディースタジオThe Farm 51は5月29日、マルチプレイ・ミリタリーFPS『World War 3』を発表。2018年内に、Steamにて早期アクセス販売を開始する。本作は第三次世界大戦をテーマに、世界各地の実在の都市を舞台にした現代戦を闘うという。

『World War 3』は、チーム制のゲームプレイにフォーカスしており、プレイヤーは分隊に所属して戦闘に参加できる。ゲームはリアルなミリタリー表現を特徴のひとつとし、登場する銃器などの武器はもちろん、各国軍兵士のミリタリーユニフォームや装備も、プレイヤーの没入感を高めるために正確な描写に努めているという。また、専門家と協力して研究を重ねた“銃弾対アーマー”の表現も、今日のFPSジャンルにおいてもっとも説得力のある仕上がりだと自信を見せる。キャラクターや銃器、戦車などには、バリエーション豊かなカスタマイズ要素も用意される。

現時点では2種類のゲームモードが明かされており、まず「Warzone」では要塞化された拠点をめぐって、装甲兵を含むチームでのダイナミックで激しい銃撃戦を楽しめる。装甲車やドローンなども登場し、大規模な戦闘となるという。そして「Recon」は、少数の偵察兵分隊を組んで敵地に潜入し、重要目標の確保をおこなうという、より戦術的なモードだ。開発元のThe Farm 51はこのReconモードについて、バトルロイヤルジャンルに新たなアプローチを取り入れたと述べる。

マップは前述したように実在の都市をモデルにし、FPSゲーム史上最高レベルのディテールをもって構築しているとのこと。現時点ではポーランド・ワルシャワ、ドイツ・ベルリン、ロシア・モスクワの収録が決定しており、さらなるロケーションも計画されている。また、これらの国々を俯瞰する地図もあり、各プレイヤーの戦果やパフォーマンスによって、各国の勢力図に影響を与えることになるという。

開発元のThe Farm 51は、『GET EVEN』や『Deadfall Adventures』『Painkiller Hell & Damnation』などを手がけたスタジオだ。現在は、チェルノブイリを舞台としたサバイバルホラー『Chernobylite』を並行して開発中。これまでに本作『World War 3』のようなスタイルのゲームをリリースした経験はないが、2015年頃から研究を始めていたようだ。その開発にはFPSの競技プレイヤーの協力を得ているそうで、早期アクセス開始後にはコミュニティからの意見も積極的に取り入れていく姿勢を示している。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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