漂流サバイバル『Raft』Steam早期アクセス販売開始。自分だけのイカダを組み立てて無人島を巡る、日本語対応でCo-opも可能
Redbeet Interactiveは5月24日、イカダ漂流サバイバル『Raft』の早期アクセス販売をSteamにて開始した。対応プラットフォームはWindowsで、販売価格は1980円。日本語インターフェイスにも対応している。『Raft』は、大海原を漂流しながら命綱であるイカダを拡張していく一人称視点のサバイバルゲーム。開発を担当しているのはスウェーデンの若きデベロッパー3人組である。大学時代に開発を始め、2016年12月にitch.ioにてプロト版を無料公開したところ、半年間で500万ダウンロードを記録した。
プレイヤーが操作するのはイカダに乗って海を漂う遭難者。どこからともなく流れてくる漂流ゴミを、フック付きのロープで手繰り寄せてクラフト資材を集めていく。サバイバルゲームでは、辺りを探索して資材を集めるところからスタートする作品が多いが、本作では資材の方からプレイヤーのもとに流れてきてくれる。流れてくるとはいっても、空腹や喉の渇きを癒すには釣り道具や浄水器が必要になるため、最初のうちは木材やプラスチックのゴミを慌ただしくかき集めて必需品をクラフトしていくことになる。イカダを破壊しにやってくるサメや、食料を盗もうとするカモメを追い払いながら生活基盤を整えていくのだ。
ただあてもなく彷徨うだけでなく、難破船や海底遺跡、無人島といったランドマークを巡って航海することができる。帆を立て錨を備えれば立派な帆船のできあがり。農園付きの海上要塞を築くことも可能だ。漂流ゴミに紛れ込んだ設計図から新しい設備のクラフト方法を学び、快適な海上生活を実現しよう。そのほかにも、無人島で摘んだ草花を使ってイカダをペイントしたり、サメの剥製やまねき猫で装飾したりと、自分だけの拠点を建設できる。
ゲームモードはソロもしくはオンラインCo-opに対応。難易度はイージー、ノーマル、ハード、そして資源と体力が無限になるクリエイティブの4種類が用意されている。クリエイティブ以外の難易度ではリソース管理の難しさや、リスポーン時のペナルティ内容などが異なる。ちなみにニューゲームを始めるときに「誤爆」という項目の有効/無効を決めることになるが、これはオンラインCo-opでのフレンドリーファイアの有無を指す。
まだ早期アクセス段階ではあるが、2016年に公開されたプロトタイプと比べるとコンテンツが大きく増えている。サメやカモメがプレイヤーの生活を脅かすだけでなく、昼夜サイクルにより視界が悪化したり、雨嵐や濃霧といった天候の変化により航海およびゴミの回収が難しくなったりと、サバイバルゲームとしてさまざまな困難が待ち受けている。今後もコミュニティからのフィードバックを受けてコンテンツの充実化が図られる予定だ。