PS4/Vita向けサバイバルRPG『ザンキゼロ』続報公開。キャラクターは死んだ理由に応じてそれぞれ強くなる
スパイク・チュンソフトは本日5月7日、同社が現在開発中のサバイバルRPG『ザンキゼロ』の新情報を公開した。『ザンキゼロ』は、『ダンガンロンパ』スタッフが手がける“ノンストップ残機サバイバルRPG”。これまでに、主要キャラクターがクローン人間であり、キャラクターの生命活動が停止した際には、エクステンドマシンと呼ばれる機械を使用することで、新たな肉体を再生できるというシステムが導入されていることが明かされていた。
エクステンドマシンにて再生される際は、ただ復活できるだけでなく、その死因や死んだ状況によってクローン人間は強くなるという。シカバネという言葉と、死がバネになるという意味をかけた「シガバネ」システムが採用されているのだ。
たとえば、野生動物の攻撃で死んだ場合、次の肉体ではその動物から受けるダメージが減少し、毒で死亡すれば次の肉体は毒に冒されにくくなる。また、直接的な死因だけでなく「ストレスが溜まった状態で死亡」や「袋小路で死亡」など、死亡した際の状況によって適用されるシガバネも存在するようだ。各キャラにはシガバネリストが用意されているので、該当する条件で死ぬことで強くなると考えてよさそうだ。クローン人間は生まれ変わるほど強くなるようだが、ゲーム内には「13日で老化する」という設定もあるだけに、そういったリミットとどう絡んでくるのかも気になるところ。
成長システムについても新情報が明かされている。主人公たちは、レベルアップ時に得られるスキルポイント(SP)を使ってスキルを修得するという。スキルは主に戦闘・探索・製作の3 つに分類され、中には幼年期のみ効果を発揮するスキルなど、年代ごとのスキルも存在するようだ。修得したスキルは死亡しても失われず、再生された肉体に継承されるとのこと。キャラにより修得できるスキルには差があるものの、誰にどのスキルを修得させ、どんな役割を課すかは自由であるという。
『ザンキゼロ』では、レベルアップによるステータス上昇がないようで、基本ステータスは年代ごとに固定となっている。そのため、エクステンドしても失われることがない「シガバネボーナス」と「スキル」の修得が、キャラクターの主要な育成要素となるようだ。本作にはキャラクターには生命力のほかにも、スタミナやストレス、便意といったパラメータが存在することが明かされている。基本パラメータを管理しつつ、「シガバネボーナス」と「スキル」により強化する。こうした要素が、本作を支える基本システムになるのだろう。
『ザンキゼロ』は、PS4/Vita向けに7月5日に発売予定。開発にはスパイク・チュンソフトのほかに、『世界樹の迷宮』シリーズや『ロストヒーローズ』の制作に参加したランカースが携わっている。