球体の惑星で暮らす牧場系ファンタジーRPG『Deiland』PS4版が北米向けに配信開始。日本語版は後日リリース予定
スペインのインディーデベロッパーChibigは、北米にてPlayStation 4版『Deiland』を配信開始した。価格は14.99ドル。なおChibigによると、本作は国内向けに日本語版の配信も予定されているという。時期としては、6月頃になるかもしれないとも弊誌に対しコメントした。
『Deiland』は、宇宙に存在する小さな惑星を主な舞台とするRPGだ。プレイヤーとなるのはまだ成熟しきっていない10歳の少年Acro。小さな惑星「Deiland」へとたどり着いたAcroは、星の内部にある「クリスタル」を目覚めさせるという使命を果たすべく、奮闘していく。
本作は、農業や倒木、釣りや採掘、クラフトや建築、戦闘といった多岐にわたる要素を備えた、いわゆる“牧場系”RPGとなっている。たとえば、本作には「空腹」および「疲労」といったステータスが用意されている。釣りや栽培をおこなうことで食料を確保することが重要になる。日が落ちてきたら、今度は寝る場所も必要になってくる。
プレイヤーは、最初は小さなテントに寝泊まりしている。探索をおこなうことで資源を収集し、家や井戸などを立てていく。舞台は小さな惑星であるので、伐採を繰り返しているとすぐに木材もなくなってしまう。木を中心とした自然植物の栽培もまた不可欠になるだろう。農業をしながらも動物を飼うことでアイテムを充実させていこう。
開発陣が本作を「心落ち着くゲーム(calm game)」と称しているように、ゆったりとしたテンポでゲームは展開される。時には、ほかの惑星に行きダンジョンの探索をするといったRPG色の強い要素もあるが、基本的には球体の惑星で自由に毎日を過ごすのが本作のルーチンとなる。
なお本作はPC/PlayStation 4向けに開発されていたが、制作途中にスペインの開発者支援プログラムPlayStation Talentsを受け、PS4先行発売タイトルに転換した。すでに2月には欧州圏にて発売されており一定の評価を獲得。そしてこの5月に北米にてリリースされ、その他の地域にて順次配信していく予定のようだ。なお6月にはSteam版が発売されるが、こちらが日本語対応するかどうかは不明。PS4版の国内発売についても、あらためて正式なアナウンスがあるようなので、日本向け展開については発表を待つのがよさそうだ。