飛行船の乗客に紛れ込み標的を暗殺するマルチプレイ対戦『Murderous Pursuits』配信開始。NPCを装い敵の目を欺け

Blazing Griffinは4月27日、NPCに紛れて標的を暗殺するマルチプレイ対戦ゲーム『Murderous Pursuits』の配信を開始した。本作は一般人に紛れて標的となるNPCおよびプレイヤーを暗殺する人狼系対戦ゲームだ。ソロもしくは最大8人のマルチプレイ対戦に対応している。

Blazing Griffinは4月27日、NPCに紛れて標的を暗殺するマルチプレイ対戦ゲーム『Murderous Pursuits』の配信を開始した。対応プラットフォームはWindows(Steam)。通常版の販売価格は2050円、特別スキンやアートブックが収録されたデラックス版は3060円となっている(日本語非対応)。

本作は一般人に紛れて標的となるNPCおよびプレイヤーを暗殺する人狼系対戦ゲームだ。ソロもしくは最大8人のマルチプレイ対戦に対応している。舞台となるのはヴィクトリア朝時代の大型飛行船内部。追手となる他プレイヤーから逃れつつ、標的を静かに排除していく。警戒されず速やかに葬ることでポイントを稼ぎ、暗殺合戦の勝者を目指すのだ。

各プレイヤーは、標的と追手の両方を同時に演じることとなる。まず追手としては、他プレイヤーとNPCで賑わった飛行船内で周囲に溶け込み、自分に割り当てられたNPCの標的と、プレイヤー操作の賞金首を密かに狙う。見た目が同じプレイヤー/NPCが複数存在するため、外見だけでは判別できない。NPCの標的に関しては、画面上部に表示されるコンパスが階層と方角を教えてくれるので、徐々に接近して目星をつけよう。コンパスの反応を見て標的を特定できたら任務遂行。標的に怪しまれたり、飛行船内をパトロールしている警備兵の前で武器を取り出したりすると暗殺失敗となる。標的ではない乗客を殺害してもアウトだ。

各プレイヤーに賞金首が指定されるということは、それぞれが他の誰かにとっての賞金首でもあるということ。危なくなったら走って逃げるというのも選択肢のひとつだ。ただし目立つ行動を続けていると露出度ゲージが溜まり、自分の現在地が追手の画面に表示されるようになる。露出度を下げたければ、飛行船内の各所にある白線に囲まれたエリアで立ち止まればよい。この潜伏エリアに入ると自動的にNPCと同じ行動を取り始め、露出度が下がっていく。移動と静止を繰り返しながら周りを観察し、制限時間内に一人でも多くの標的を仕留めるのだ。

暗殺成功時の獲得ポイントは、露出度と使用武器によって変動する。飛行船内には武器の入った宝箱が配置されており、武器によって獲得可能ポイントが異なる。高ポイントの武器は積極的に取りに行きたいところ。ただし宝箱を開けて武器を取るのはプレイヤーだけなので、NPCでないことが一発でバレる。

なおマッチ開始前には全5種類の中から2つのスキルを設定できる。標的や追手の攻撃を回避して反撃するカウンター、外見を変えて追手をまく変装、標的のマーキング、相手の動きを止めるスタン攻撃、暗殺成功時に追加ポイントを獲得する煽りダンス。クールダウンに注意しながらスキルを使いこなし、勝利を掴み取ろう。

武器を探して高得点を狙う
標的を特定したら行動に移す

追いつ追われつの暗殺合戦『Murderous Pursuits』。開発を担当したBlazing Griffinには、同ジャンルの作品『The Ship: Murder Party』『The Ship: Remasterd』を手がけたメンバーが所属しており、今作は実質的な続編となっている。Mr Xを名乗る謎の人物に招待されて暗殺ゲームに参加するという設定はそのまま。舞台は豪華客船から飛行船に、時代は1920年代からヴィクトリア朝に変わっている。一人称視点から三人称視点カメラへの変更も大きい。ゲームプレイとしては『The Ship: Murder Party』のような生理現象システムが無くなり、ターゲットの暗殺に集中できるようになった。追手を回避しながら標的を倒す『アサシン クリード』シリーズのマルチプレイモード「ウォンテッド」とも似ている部分があるため、同モードが好きだった人も楽しめるのではないだろうか。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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