Nintendo Switch版『Celeste』ついに日本上陸、5月10日に配信へ。海外で『マリオ』『ゼルダ』に次ぐ評価を獲得した傑作2Dアクション

インディースタジオMatt Makes Gamesは、Nintendo Switch版『Celeste(セレステ)』を5月10日に日本のニンテンドーeショップにて配信すると発表した。『Celeste』は、少女マデレンとなり雪山を登る2Dアクションゲームだ。システムやゲームルールは極めてシンプルながら、絶妙な難易度に設計されている点が、本作の大きな特徴だ。

インディースタジオMatt Makes Gamesは、Nintendo Switch版『Celeste(セレステ)』を5月10日に日本のニンテンドーeショップにて配信すると発表した。『Celeste』は海外では今年の1月に配信され、Nintendo Switchだけでなく、Steam/itch.io/PlayStation 4/Xbox Oneでも配信されていた。いずれのプラットフォーム版も、日本語には対応済み。開発者であるMatt Thorson氏はNintendo Switch版がもっとも売れ行きが良いとしており、そうした背景もあり国内向けNintendo Switch版の配信が先行して決まったのかもしれない(Destructoid)。

『Celeste』は、少女マデレンとなり雪山を登る2Dアクションゲームだ。マデレンは、壁につかまり登ることができるほか、空中で一度ダッシュすることができる。ただ、壁につかまり続けるとマデレンは疲れて落下するので、スピーディな移動が求められるだろう。道中には障害物や落下箇所が多く、ミスは避けられない。マデレンと失敗を重ねながら、山の頂上を目指していくのだ。

システムやゲームルールは極めてシンプルながら、絶妙な難易度に設計されている点が、本作の大きな特徴だ。一見クリアは無理なような困難な道のりでも、プレイを重ねるうちにプレイヤーが上達していき、乗り越えられるようになる。いわゆる死にゲーと呼ばれるジャンルの作品であるが、リスタートも迅速なのでフラストレーションは溜まりづらい。ステージのバリエーションも豊富でプレイヤーを飽きさせず、数多くのステージを収録しておりボリュームも満載だ。

また、なぜマデレンが頂上を目指すのかという、背景が織りなす「人間の葛藤」をテーマとしたストーリーテリングも好評を博している。レビュー集積型サイトMetacriticでは、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』『スーパーマリオ オデッセイ』に次ぐ評価を獲得したことでも話題を呼んだ。描き込まれたピクセルアート、美しいBGMを含め、さまざまな部分において完成度が高い作品だ。

Steam版の価格は1980円に設定されているので、それに近い価格で配信されるのだろう。高難易度ながらも、アクションゲームとして爽快感があり、乗り越える気持ちよさを兼ね合わせる『Celeste』。今年発売されたインディータイトルでも屈指の評価を誇る作品であるので、5月10日にはNintendo Switchユーザーにぜひ同作を遊んでみてほしい。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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