初代『戦場のヴァルキュリア』ニンテンドースイッチ向けに発表。2018年秋に最新作『戦場のヴァルキュリア4』と共に発売へ
セガゲームスは4月15日、「セガフェス2018」にて『戦場のヴァルキュリア for Nintendo Switch』をニンテンドースイッチ向けに発売することを発表した。価格は税別1990円で、2018年秋の発売が予定されている。ダウンロードタイトルとして、ニンテンドーeショップを通じて購入できる。またあわせて、リリース予定のニンテンドースイッチ版『戦場のヴァルキュリア4』の発売時期が2018年夏から2018年秋へと変更され、価格が税別7490円(PS4版は税別7990円)に決定したことも発表されている。初代と最新作がニンテンドースイッチ向けに同時発売されるようだ。
*『戦場のヴァルキュリア4』のプロモーション映像
『戦場のヴァルキュリア』は、セガ(現セガゲームス)が2006年にPlayStation 3向けに発売したシミュレーションRPGだ。2014年にはPC版が海外向けに発売され、2016年にはPlayStation 4向けにリマスター版が発売された。今回発売されるニンテンドースイッチ版では、追加エピソードを含んだエクストラコンテンツを完全収録され、自由なプレイスタイルにて同作を楽しめるという。すでにプロデューサーである三神桂氏は、「セガフェス2018」にて同作をニンテンドースイッチの携帯モードで動かす様子を見せ、「なんとか動くようになり、目処がつきました。」と語っている。
なお、ニンテンドースイッチ版の『戦場のヴァルキュリア4』の初回封入特典として、今回発売が決定した初代『戦場のヴァルキュリア』を税別500円で購入できるようなる「割引価格購入券ダウンロード番号」が用意される。最新作を早期に購入すれば、初代の移植版を格安で手に入れられる。この特典は、『戦場のヴァルキュリア4』のパッケージ・ダウンロード版ともに封入されるとのこと。
『戦場のヴァルキュリア』シリーズでは、プレイヤーは戦場にてさまざまなユニットを操作し、各ステージにて目標の達成を目指す。シミュレーション要素とアクション(TPS)を融合したバトルシステム「BLiTZ(ブリッツ)」、手描き調の水彩イラストがダイナミックに動く独特な描画システム「CANVAS(キャンバス)」などユニークなシステムを特徴とする。第一作目である『戦場のヴァルキュリア』では、1930年代の架空のヨーロッパが舞台となっており、自然豊かな小国・ガリア公国が戦乱に巻き込まれていく物語を描く。国内外でその独自性とゲームデザインが評価され、累計販売本数100万本以上を記録している。
シリーズは世界観を共有しており、『戦場のヴァルキュリア4』は初代『戦場のヴァルキュリア』と同じ時間軸で展開される。初代を遊ぶことで、最新作への理解も深まることだろう。『戦場のヴァルキュリア for Nintendo Switch』は、2018年秋に発売予定。三神氏は「11月まではいかないだろう」と語っているので、順調に開発が進めば9月もしくは10月に両作品をニンテンドースイッチにて遊べそうだ。