音楽パズル『ルミネス』のリマスター版『LUMINES REMASTERED』発表。PC/PS4/Xbox One/ニンテンドースイッチ向けに5月発売へ
『スペースチャンネル5』や『Rez』のクリエイターとして知られる水口哲也氏率いるEnhance Gamesは3月21日、『LUMINES REMASTERED』を発表した。プラットフォームはニンテンドースイッチ/PlayStation 4/Xbox One/PC(Steam)で、2018年5月に発売する。本日放送された、米国任天堂の「Nindies Showcase Spring 2018」の中でも紹介されている。
『LUMINES(ルミネス)』は、Q ENTERTAINMENTが開発し2004年にPSP向けに発売された音楽パズルゲームで、水口哲也氏の代表作の一つ。いわゆる落ち物パズルの一種で、パズルと音楽との一体感と美しいビジュアルが人気を呼び、のちにシリーズ化された。大沢伸一氏のMONDO GROSSOなど、有名アーティストの楽曲をBGMに使用していることも特徴だ。
今回発表された『LUMINES REMASTERED』は、シリーズ第一作目の『LUMINES』のリマスター版で、PCやPS4/Xbox Oneでは4K解像度にも対応する。ゲームモードには基本となる「チャレンジモード」のほか、60・180・300秒間でどれだけブロックを消せるかを競う「タイムアタックモード」、制限時間内に指定のお題をクリアする「ミッションモード」、10種類までのスキンを混成させてプレイする「スキンエディットモード」、そしてローカルでの「2人対戦モード」と「CPU対戦モード」が収録される。ゲームを通じてアンロック可能なスキン・アバターは計40種類に及ぶという。
収録楽曲は、オリジナル版のものがすべて収録されるのか、また新曲も追加されるのかどうかは現時点では不明だが、『LUMINES』のテーマ曲ともいえるMONDO GROSSOの「Shinin’」のほか、「The bird singing in the night」「Brash」「The SPY loves me」などが流れることは、公開されたトレイラーから確認できる。
ゲームプレイでは、BGMのリズムやブロックを落とした際にはコントローラーが振動して臨場感を高めるそうで、ニンテンドースイッチ版ではHD振動を活かしているとのこと(振動は無効にすることも可能)。また、複数のコントローラーを用意してポケットに入れるなどすると、それぞれの振動によりさらなる共感覚を体験できるという。『Rez』でのトランスバイブレータや『Rez Infinite』でのシナスタジア・スーツなど、水口氏は映像と音楽、そして触覚でもゲームを体感する試みを続けており、本作でもそうした考えを取り入れているようだ。この『LUMINES REMASTERED』は、本稿執筆時点では海外向けに発表されているのみだが、Enhance GamesのMark MacDonald氏によると、日本でも発売予定とのことだ。