倒れた仲間が感染者となり襲いかかる非対称マルチプレイホラー『Dead Dozen』早期アクセス販売開始
Fntasticは3月8日、『Dead Dozen』の早期アクセス販売を開始した。対応プラットフォームはWindows(Steam)で、販売価格は2570円となっている(3月15日までは10%オフの2313円)。本作は最大12人のプレイヤーが生存者と感染者(グール)に分かれて対戦する非対称マルチプレイホラーゲーム。生存者の目標はマッチ終了までの12分間を生き延びるか、感染者のリスポーン回数が無くなるまで敵を倒すこと。感染者の目標は生存者を全滅させることだ。現時点では英語のみだが、将来的には日本語対応も予定されている。
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生存者側のプレイヤーはマッチ開始時に使用クラス(オフェンス、ディフェンス、スカウト、サポート)を選択したのち、10階建ての建物の1階より行動を開始。武器・弾薬、回復アイテム、バリケード用の板材などを収集しながら戦闘の準備を進める。一方の感染者側は建物の最上階からスタート。プレイヤーの1人が体力・移動速度といったスペックの高い「グール・リーダー」となり、生存者のいる下層に向かって突撃する。
生存者側としては、感染者に見つかるまでにどれだけ準備を整えられるかが重要となってくる。例えば有刺鉄線や板材でバリケードを張り、テーブルやラックを動かして通路を塞ぐ。いくら入口を封じても、破壊可能な壁や天井から突入される可能性があるので気は抜けない。また感染者に襲われて死亡した生存者は感染者となって蘇るため、徐々にパニック度が増していく。「グール・リーダー」の攻撃や通常グールの特殊アビリティを受けるだけでも一定確率で感染してしまうため、接近戦には要注意だ。
早期アクセス版で実装されているマップは1種類。横長い10階建ての建物である。現時点では移動可能な範囲が限られており、生存者側が防衛しやすい場所は自ずと絞られてくる。リプレイ性という面で不安を残しているため、今後のアップデートで化けていくことに期待したい。なお2月にアルファテストが実施されてから時間が経っておらず、マッチ中の切断やキャラクターのフリーズなど問題を抱えている箇所が散見される。
他の早期アクセス・プログラム利用タイトルでも言えることだが、購入を検討する際には、ゲームが完成していく過程を見守りたい方、開発者をサポートしたい方を前提とした販売形式を取っていることを念頭に置いてほしい。Fntasticは配信の延期・遅延に伴うコミュニケーションが不足しがちな開発者であり、そのルーズさを許容できるかどうかも購入時の判断材料に含めてよいだろう。
『Dead Dozen』の正式リリース時期は2018 Q4を予定。早期アクセス期間中にも、アップデートを通じた不具合の修正やグラフィックの改善、マップの追加などが計画されている。