少年少女が生者と死者の世界を行き来する、80年代風・青春アドベンチャー『Crossing Souls』日本語字幕付きで配信開始
Devolver Digital/Fouratticは2月13日、『Crossing Souls(クロッシング・ソウルズ)』をリリースした。国内PlayStation 4版はすでに配信中。現地時間2月13日には、Steam/GOG.comなどでWindows/Mac/Linux向けの販売が開始される予定だ(Steamでは無料デモ版を配信中)。PlayStation 4版の販売価格は税込1600円。国内窓口は架け橋ゲームズが担当しており、日本語字幕/インターフェイスに対応している。
本作の舞台は1986年のカリフォルニア。仲良しの少年少女5人組が体験するひと夏の冒険を描いたアクションアドベンチャーゲームである。主人公たちはある日、町外れの森で男性の死体と不思議な石を発見する。「ドゥアトストーン」と呼ばれるその石には、生者と死者の世界を繋げる力があり、手に持つと原始人やヴァイキングの亡霊を見たり、話しかけたりできるようになる。それまで平凡な生活を送っていた5人は、異世界への扉を開いたことをきっかけに、「ドゥアトストーン」を狙う謎の組織の陰謀に巻き込まれていく。
操作キャラクターはボタンひとつで切替可能。それぞれ固有のアビリティを持っている。グループのリーダー的存在であるクリスは野球のバットとよじ登り技術により、戦闘と移動の両方で活躍する。天才発明少年マットはレーザーガンとジェットパックを操り、遠くの敵やオブジェクトを破壊する。フルーツ屋の息子ビッグジョーは怪力の持ち主で、他のメンバーが動かせない重たい荷物を押し運ぶ。トレイラーハウスで暮らす貧乏少女のチャーリーは高い身体能力を活かしたダッシュと、ムチを使った攻撃を繰り出す。そしてトラブルメーカーのケビンはとにかくジョークを連発する。この5人が力を合わせることで、町のギャングや幽霊たちとのリアルタイム・バトルを乗り切り、パズルを解き、ときにはミニゲームをクリアしながら先に進んでいく。
美しいピクセルアートで描かれた本作は、80年代のアニメにインスパイアされたオリジナルのカットシーンや、80年代の映画音楽を意識したサウンドトラック、時代特有のカラーパレットやシンセポップにより彩られている。石の行方を追う謎の組織と、石の秘密を探る少年たち。生と死の世界にまたがる波乱万丈の冒険の中で、彼らの運命はどのように交差していくのだろうか。懐かしさ漂う、少年少女の絆の物語が待っている。