エイリアンを操作して人間たちの侵略を阻止するXCOM風ストラテジー『Attack of the Earthlings』日本語対応で配信開始
スコットランドのインディーデベロッパーTeam Junkfishは2月9日、エイリアン軍団を操作して地球人たちの侵略を阻止するXCOM風ターンベース・ストラテジー『Attack of the Earthlings』を発売した。対応プラットフォームはWindows/Mac/Linux(Steam)で、日本語字幕・インターフェイスに対応。通常販売価格は2569円となっている(2月16日までは10%オフの2312円)。
平和に暮らしていたエイリアンたちのもとに、種の存続を脅かす悪魔のような生物がやってきた。遠い惑星から飛来したその許すまじき侵略者とは、ほかでもない人間のことである。己の利益だけを追求し、銀河中の資源という資源を採掘しつくす大手企業「Galactoil」の宇宙船が「Planet X13」に着陸。プレイヤーは「Swarmer」と呼ばれる昆虫型の在来種を指揮して、宇宙船内の従業員たちを捕食していく。「Swarmer」たちは憎々しい敵対種を吸収することで、強力なアビリティを備えた新型ユニットを生み出せる。人間の肉を食らえば食らうほど仲間が増え、勢力が増していくのだ。
ただしエイリアンたちは銃器を扱えないので、力が弱いうちは排気口やロッカーに隠れて、油断して近づいてきた従業員に急襲を仕掛けることになる。ほかにもトラップを設置したり、仲間と力を合わせて集団キルを狙ったり、ときには従業員たちのバースデーパーティーをクラッシュしたりと、ステルスとユーモアが加わったストラテジーゲームとなっている。序盤はひそひそと隠れながら油断した人間たちを襲い、仲間が増えた中盤以降は束になって一気に襲いかかる。ホラー映画のような展開である。
Team Junkfishはかつてサバイバルホラー『Monstrum』を手がけたスタジオ。だがシリアスな作品ばかりではなく、ユーモアのあるゲームもつくりたかったとのこと(公式ブログ)。開発メンバーは「The IT Crowd(ハイッ、こちらIT課!)」「Father Ted」といったブリティッシュ・コメディが大好き。また新作のコンセプトを練っていたときに『XCOM』や『Invisible Inc.』をプレイしていたということもあって、ブリティッシュ・コメディとターンベース・ストラテジーを組み合わせたらどのような化学反応を起こすのか、という好奇心が芽生えたという。
影響を受けた『XCOM』とはプレイヤーの立場を逆にした「リバースXCOM」とも言える『Attack of the Earthlings』。サウンドトラックは『ウィッチャー3 ワイルドハント』や『Vanishing of Ethan Carter』といったプロジェクトに参加したMikolai Stroinski氏が担当している。