スマホで遊ぶモバイル版『GALAK-Z』。人類が駆逐されるという危険なロマン『They Are Billions』。今週のゲーミング
Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。111回目です。
新しいスマホを買ったので
今週は『GALAK-Z: Variant Mobile』を少し触っていました。SteamやPS4で発売されている2Dスペースコンバットゲーム『GALAK-Z(宇宙戦士ガラクZ)』のモバイル版です。ストーリー的にはオリジナル版の後の話になるのかな。小惑星帯の中のダンジョン的なステージを探索し、敵を倒しては資源を回収して出口のワープゾーンを目指すというオリジナル版を踏襲した内容だが、モバイルということもあってか各ミッションは短め。新要素としては、さまざまなロボットを相棒にでき、Perkとして装備したり、チームを編成してほかのプレイヤーとバトルさせたりなどがある。
宇宙空間らしい浮遊感と、慣性のある独特の操作性は変わらず、上手く移植されている印象です。ちなみに、開発元は17-BITという京都のインディースタジオ。本作は現在は一部の国でソフトローンチ中ですが、来年には日本での配信もおこなうとのこと。
by Taijiro Yamanaka
人類が駆逐されるという危険なロマン
今週は『They Are Billions』をプレイ。感染者が数十億人規模にまで広まったゾンビ・パンデミック末期の世界を舞台に、残された生存者たちが最後の防衛線を張り巡らせます。ひとたび防壁を突破されると圧倒的物量の前になすすべなく駆逐されていく人類。終盤まではひとつのチョークポイントを守りきるだけの兵力さえあれば切り抜けられるのですが、最後の防城戦では全方位から攻め込まれ、油断していると領土が見るも無惨に蹂躙されていきます。守るべき存在であった住民が悲鳴をあげ、屠るべき化け物へと豹変していく様子はホラーです。
ゾンビの侵攻を許すと感染者が雪だるま式に増えていき、歯止めがきかなくなります。一応、最終局面に入れば人間は用済みになるので、家屋をオールデリート、つまり住民がゾンビ化する前にまとめて抹殺するという荒技で感染爆発を食い止めることは可能です。これなら敵の数が増える心配はありません。ですが人類復興のために頑張っているのに、人類を絶滅の危機に追いやることで乗り切るというのは本末転倒。目標日数をクリアできたとしても、そのあとに残るのは機能を停止したゴーストタウンだけです。ああ、なんということか……ハッピーホリデー。
by Ryuki Ishii