「取り返しのつかない」ミステリーアドベンチャー『The Council』発表。リトライはなし、歴史的偉人らとの社交に挑む

Focus Home InteractiveとBig Bad Wolfは、エピソード形式のミステリーアドベンチャーゲーム『The Council』を発表した。開発元のBig Bad Wolfによると『The Council』には独自のゲーム性として「ソーシャル・インフルエンス・システム」が導入されているとのこと。

Focus Home InteractiveとBig Bad Wolfは、エピソード形式のミステリーアドベンチャーゲーム『The Council』を発表した。ゲームの舞台は、1793年の孤島。秘密結社のメンバーである主人公Louis de Richetは、謎多き人物Mortimer卿に招かれた彼の島でナポレオン・ボナパルトやジョージ・ワシントンといった歴史上の人物たちと遭遇する。島に辿りついた主人公は、行方不明となった母親を探すため、前述したさまざまな人物たちと出会いながら島で起こる事件を解決していく。

開発元のBig Bad Wolfによると『The Council』には独自のゲーム性として「ソーシャル・インフルエンス・システム(社交性がゲームに影響を及ぼす仕組み)」が導入されているとのこと。プレイヤーはキャラクターとの出会いを通じて、スキルやリソースを使い自分の望みどおり通りの結果を得ることが可能。スキルは交渉術やオカルトに関する知識など、15種類用意されている。また、キャラクターとの出会いがプレイヤーの意図しない形に終わってもゲームオーバーになることはない。プレイヤーの選択は取り返しがつかないため、出会いの失敗はその後のゲーム内容に継続的に影響をもたらす可能性があるとのこと。これまでの物語主導のアドベンチャーゲームとは、一線を画すゲームになるとしている。

開発元のBig Bad Wolfはフランス、ボルドーに拠点を置く新進のゲーム開発スタジオ。
過去に『Watch Dogs』シリーズや『Far Cry 3』、『Game of Thrones』、『Of Orcs and Men』、『Styx: Master of Shadows』、『World of Warcraft』などのゲーム開発に参加した、ベテランのメンバーによって設立された。スタジオ設立の目的は、物語主導のアドベンチャーゲームやRPGを開発することだとしており、今回の『The Council』がスタジオ設立以来、初のタイトルとなる。

パブリッシャーとなるのは、『Of Orcs And Men』、『Styx: Master of Shadows』、『Farming Simulator』シリーズなどで知られるFocus Home Interactive。Focus Home Interactiveは、Pendulo Studios の『Runaway』シリーズなどクラシックなアドベンチャーゲームから、近年ではDontnod Entertainment開発の『Vampyr』のような意欲的なアクションRPGまで手広く手がけていることで知られている。Big Bad Wolfの『The Council』にとっては最良のパートナーといえるだろう。

ゲームのエピソード1となる「EPISODE 1: THE MAD ONES」は、PlayStation 4、Xbox One、PCにて2018年初頭に発売予定。

Masahiro Yonehara
Masahiro Yonehara

ゲーム世界の散策とスクリーンショット撮影を趣味にしています。コア、カジュアルを問わず、ハードルが低く奥が深いゲームに惹かれます。

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