ウルトラスピードな反重力レースゲーム『Antigraviator』開発中。敵を抜き去り潰す、アクシデント性の強いSFレース

まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第495回目は『Antigraviator』を紹介する。『Antigraviator』は、「反重力」をテーマとしたレースゲームだ。舞台となるのは2210年。レースは、テラフォーミングとテクノロジーの飛躍により想像を超えた進化を遂げた。

発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第495回目は『Antigraviator』を紹介する。

『Antigraviator』は、「反重力」をテーマとしたレースゲームだ。舞台となるのは近未来である2210年。レースは、テラフォーミングとテクノロジーの飛躍により想像を超えた進化を遂げた。反重力が可能になったことで、光速レベルのレースが実現されたのだ。プレイヤーは機体に乗り込み、プライドを賭けてこのハイスピードレースのトロフィーを得るべく闘う。

SF世界をベースとしたレースゲームは、金字塔とも言える『WipEout』から『F-ZERO』、近年では『Redout』『Formula Fusion』『FAST RMX』などがリリースされている。本作は『FAST RMX』と『WipEout』の中間のような位置づけである印象だ。カメラの位置や速度の演出は『FAST RMX』を彷彿とさせるが、トラップやミサイルなどアイテムを用いて他レーサーを妨害する動きは『WipEout』のそれだ。ハイスピードかつ競技的という部分が本作のテーマであるという。他作品と比べるうえでは、コースの分岐や落石を代表としたアクシデントなどが多く、事故性の強い作品になっている印象だ。ライバルに負荷をかけて機体を破壊し、一位を勝ち取ろう。

対戦に関してはオンラインマルチに対応しているほか、画面分割のローカルマルチにも対応。オンラインでもオフラインでも最大4人までのレースが楽しめる。レースに勝利することでパーツが集まっていき、機体をカスタムしていくという流れだ。映像表現は最大4Kかつ60fpsに対応しており、美麗かつなめらかな表現を目指しているという。コースの種類では「4つのワールドと3つのコース」と表記されているので、おそらくであるが12のコースが用意されていると考えられる。

開発を手がけているのはベルギーのスタジオCybernetic Walrus。ゲーム開発のほかにアセットデザインやアーキテクトの構築などを手がける、グラフィック分野に特化した会社だ。『Starpoint』シリーズのIceberg Interactiveがパブリッシングを担当するということで、SF世界の構築とゲームの品質には期待できそうだ。

対応プラットフォームはPC(Steam)/PlayStation4/Xbox One。発売は2018年Q2を予定している。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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