アクションADV『Crossing Souls』日本語字幕付きで2月13日発売へ。若き男女5人が死者の世界とつながる、ひと夏の冒険譚
Devolver Digitalは11月30日、スペインのインディースタジオFouratticが開発する1980年代風アクションアドベンチャー『Crossing Souls』を2018年2月13日にリリースすることを発表した。対象プラットフォームはWindows/MacおよびPlayStation 4。Steamのストアページはすでにオープンしており、日本語字幕にも対応予定となっている。
本作は弊誌Indie Pickでも取り上げた、5人の少年少女が体験するひと夏の冒険を描いたアクションアドベンチャーゲームである(関連記事)。舞台となるのは1986年の米国カリフォルニア州。青春真っ只中の若者5人組が町外れの森で、死者と生者の次元をつなげる不思議な石を発見する。それまで平凡な生活を送っていた5人は、この「Duat Stone」と呼ばれる石を巡る、政府の陰謀に巻き込まれていく。
時代設定やアートスタイル、トレイラーで流れている曲からも分かるように、『Crossing Souls』は80年代を強く意識した作品である。2010年代以降、映画・音楽・ファッションとさまざまな分野で80年代リバイバルの流れが生まれており、いまでもドラマシリーズ「ストレンジャー・シングス」を筆頭に、当時の空気感をつかもうとする作品がメインストリーム向けのコンテンツとして世に送り出されている。80年代特有のカラーパレット、ネオンカラー、シンセポップ。『Crossing Souls』からは、そうした懐かしさに包まれた少年少女の冒険譚が期待できそうだ。
ゲームプレイとしては、5人の操作キャラクターを切り替えながら多種多様なロケーションを探索し、それぞれ独自の武器・能力を駆使してリアルタイム進行のバトルを切り抜けていく。謎やパズルを解いていく様子からは、開発陣が名を挙げている「ゼルダの伝説」より受けた影響も垣間見える。またキャラクターたちは自らの力だけでなく、「Duat Stone」を使い死者の魂を呼び覚ますことで、道を切り開いていくことになる。死者の次元からは、類人猿からヴァイキング、アメリカ南北戦争の兵士、さらには恐竜や未知の生命体までもが呼び出される。ゲームプレイだけでなく、カットシーンでも80年代テレビアニメ風の手描きアニメーションを取り入れるなど、『Crossing Souls』はあらゆる面においてプレイヤーをノスタルジックな気分に浸らせてくれることだろう。