『HITMAN – Game of the Year Edition』が11月7日に発売決定。新たなミッションやコスチュームなどが収録、Elusive Targetの再登場も
Io-Interactiveは10月24日、『HITMAN – Game of the Year Edition』をPC/PlayStation 4/Xbox One向けに11月7日に発売すると発表した。価格は60ドルで、ダウンロード販売のみとなる。本作は現在販売されているステルスアクションゲーム『HITMAN The Complete First Season』に新たなコンテンツを収録したもので、Io-Interactiveがスクウェア・エニックスから独立して初めての大型追加コンテンツとなる。なお、既に『HITMAN The Complete First Season』を所有しているユーザーは20ドルでアップグレードが可能だ。
『HITMAN』は昨年3月に発売され(日本語版は今年8月発売)、シリーズとしては初めてのエピソード形式で販売された。『HITMAN The Complete First Season』にはそのすべてのコンテンツが収録されている。そして今回発表された追加コンテンツのメインは、新キャンペーンの「Patient Zero」だ。突如勃発した世界規模のパンデミックを受けて、主人公のエージェント47はウイルスの拡散を防ぐために待った無しの戦いに身を置くことになる。
このキャンペーンには4つのミッションが収録されており、これまでのキャンペーンに登場したタイ・バンコク、イタリア・サピエンツァ、アメリカ・コロラド、そして日本の北海道をふたたび訪れる。ただし、いずれも前回とは異なる時間帯をプレイすることになり、また登場するキャラクターや変装できる種類、チャレンジやAIの挙動などさまざまな要素に手が加えられており、同じ場所ではあるがまた新たな体験になるという。
本作には特定の条件下でのチャレンジをおこなう「Escalation Contract(エスカレーション)」モードがあるが、後述する3つのコスチューム・武器の組み合わせでのエスカレーションが追加される。それぞれ3つのステージが用意され、クリアするたびにチャレンジの難易度が跳ね上がっていく。そして全ステージをクリアすると、それぞれのコスチュームと武器がほかのステージでも自由に使用可能になる。
そのコスチュームと武器は、まず一つ目は『Hitman: Blood Money』からの復刻となるピエロ衣装の「Clown Suit」と「A New Bat」だ。このバットは振るだびに異なる音とビジュアル演出が飛び出すという。二つ目は黒いレザーコートの「Raven Suit」と、スナイパーライフルSieger 300にサイレンサーや高倍率スコープを装備し、スナイパー向きのPerk「Marksman」が付加される「Sieger 300 Ghost」。そして三つ目は「Cowboy Suit」とマグナムピストルの「The Striker」だ。The Strikerには貫通性能があり、また撃った標的にはノックバック効果を与える。
そして、本作の発売後からは「Elusive Target」がふたたび登場することも発表された。Elusive Targetとはいわゆる期間限定イベントで、特定のマップにその期間にだけ現れるターゲットを暗殺するというもの。プレイヤーに与えられたチャンスは一度きりで、取り逃がしてしまうともう二度とそのターゲットは現れないシビアなチャレンジだ。暗殺に成功したプレイヤーは特別なスーツをアンロックできた。
これまでに26種類のElusive Targetが実施されたが、今年の7月で終了してしまったため、日本語版プレイヤーには挑戦するチャンスがなかった。上で紹介した新キャンペーンなども含め、まだ海外向けに発表されただけなので日本語版でも再実施されるかどうかは分からないが、実現すれば是非ともこの機会を逃さないようにしたい。ただし、再実施といっても挑戦できるチャンスが一度きりであることは変わらない。前回プレイ済みのユーザーは、それが成功であれ失敗であれ同じミッションを再度プレイすることはできない。
なお、本作の発売日である11月7日には無料アップデートも実施され、UIの調整やライティングの改善、コントラクトモードで利用できる条件の追加、PC版での「Tobii アイトラッカー」への対応などが含まれる。同日発売となるXbox One Xへの最適化も施され、フレームレートの向上や4K対応がおこなわれる予定だ。