「INDIE STREAM」レポート [1] – インディーゲーム決起イベント
インディー関係者とプレスを集めたイベント「INDIE STREAM」がTGS最終日9月22日に開催されました。既報のとおり、主催は『LA-MULANA』の NIGORO と『TENGAMI』の Nyamyam、協賛・協力は PLAYISM とソニー・コンピュータエンタテイメントジャパンアジア。
内容はいわく「BitSummit関東版」・「飲み会」 などと表現されていましたが、実質はどちらかというと海外スタイルなパーティー。参加者は当初 PLAYISM は250名程度と見積もっていたものの、SCEJA の担当者による「1000人は入る」という挑発(?)に発奮した結果か、500人を超える人が詰めかけました。会場となった SSJ 品川ビルの社食コーナーは TGS すら凌駕するすし詰め状態。「1000人」という数値はおそらく面積を単純に割り算しただけだったのではないでしょうか。
もはや誰が何者でどういう肩書で国籍はどこなのかわからない・食べ物にありつくことすら至難の業・飲み物はアルコール類は1時間程度で品切れ、残る コーラすらすぐに枯渇といった具合に、満員御礼とはまさにことのことでした。記者が口にできたのはビール2缶とスシ2貫だけ。予想通りです。
また、さすがに SCEJA がかかわったというべきか主催者以外にも著名人がちらほら。『Mighty No.9』で話題をさらったばかりの稲船敬二氏、BitSummit でも圧倒的な存在感を放ったサカモト教授、そして何故かホリエモンこと堀江貴文氏(おそらく生き様がロック枠)など。記者が認識できなかっただけで他にも ビッグネームがいたに違いありません。
とはいえ、ただ集まって飲んで食って騒ぐだけであはりません。事前に告知されていたのは、インディーシーンを後押しする新規コミュニティの立ち上げ やトークセッションなど。あまりの混雑からかやや危険なタイムスケジュールになりながらも、きちんと予定通りすべてのセッションが完遂されました。
また、インディータイトルや関連サービスなどの展示もあったほか、会場の各所ではクリエイターたちがおもむろに自身の成果物を見せつける光景もしばしば。つまるところ、日本的(で後進的な)単なる名刺交換会とは程遠い空間だったのです。
場は常時盛り上がり切っており、まさしく熱狂的。半ば狂乱めいた雰囲気は、今後のインディーゲームシーンを占う上で重要な要素の1つとして記憶するべきでしょう。
次項では壇上で発表された情報や対談等についてお届けします。