PS4とXbox Oneでのクロスプレイ、開発元の設定で誤って一時実現。サンドボックス型Co-opアクションゲーム『Fortnite』で
早期アクセス版が現在リリース中の『Fortnite』。同作のPS4版とXbox One版にて、一時クロスプラットフォームプレイが適応されていたことが明らかとなった。海外フォーラムRedditのユーザーたちが検証し伝えていたもので、現在はすでに修正済み。開発・運営元のEpic Gamesは海外メディアKotakuに対して、「コンフィギュレーション(設定)の問題だった」と返答している。
『Fortnite』は今年7月から早期アクセス版がリリースされているサンドボックス型のCo-opアクションゲーム。最大4人のプレイヤーで基地を建設したりトラップを設置したりしながら、「Husks」と呼ばれるクリーチャーを撃退していく作品だ。本作はPC/PS4/Xbox One向けにリリースされており、PS4版とXbox One版のクロスプラットフォームプレイには対応していない。ところが先週末、海外フォーラムRedditを通じて、PS4版のユーザーによる「Xbox版のユーザーとプレイしている」という報告が複数浮上していた。
最大100人で対戦する『Fortnite』のバトルロイヤルモードをPS4版でプレイしていたユーザー「PRE_-CISION-氏」は、自身をキルしたプレイヤーの名前に半角スペースがあったことを確認。PSNアカウントでは半角スペースは使用できないはずだと不思議に思い、PS4とXbox Oneでそれぞれユーザー名を検索したところ、Xbox Oneでのみその名前がヒットしたと報告している。また同様に、PS4版をプレイしていたところ、半角スペースのあるアカウントを発見したというほかのユーザーも登場。別のユーザーは、親子でPS4版とXbox One版をもちいて、実際にクロスプラットフォームプレイに成功したと伝えた。
今回の件に関しEpic Gamesは、各メディアに対し「コンフィギュレーションの問題だった、現在は正常になっている」と伝えている。
昨年末、Microsoftが他パブリッシャーへとXbox LIVEとのクロスプラットフォームプレイを提言してから、同件は昨今の業界にて大きなテーマの1つとなっている。今年6月には『Minecraft』『Rocket League』といったタイトルがXbox One/Nintendo Switchのクロスプラットフォームプレイに対応。一方でソニーはこの動きに参加せず、PSN以外の領域で発生した問題に対処することができないと懸念を示していた(参考記事)。今回の件だけでなく、『Rocket Legaue』のPsyonixがPolygonに「チェックボックスにチェックを入れるだけ」でPS4版と他コンソールのクロスプレイが実現すると今年6月コメントしていたように、あとはプラットフォームホルダーの意向次第という段階になっていることがうかがえる。