『サムライスピリッツ 零 SPECIAL』のPS4/Vita版が発売開始。クロスバイ・クロスプレイ対応、絶命奥義の残虐表現は無修正に
SNKは9月14日、2D対戦格闘ゲーム『サムライスピリッツ 零 SPECIAL』をPlayStation 4およびPlayStation Vita向けに発売した。ダウンロード専用で、価格は1500円。クロスバイに対応しているため、一度購入するとPS4/Vita両バージョンを入手できる。
本作は、2004年にアーケードおよび家庭用のNEOGEO向けに発売された『サムライスピリッツ』シリーズのひとつ。前年に発売された『サムライスピリッツ 零』のバージョンアップ版で、NEOGEO最後の作品でもある。江戸時代を舞台にした剣戟アクションが特徴のシリーズで、本作では攻撃力が増減して重い一撃への緊張感を高める「剣気ゲージ」、瞑想して溜めた「境地ゲージ」を消費して相手の動きをスローにする「無の境地」や体力ゲージを大幅に奪う強力な「一閃」、また残虐表現を伴う一撃必殺技「絶命奥義」などのシステムが取り入れられている。
プレイアブルキャラクターには、前作『サムライスピリッツ 零』から登場した徳川慶寅や真鏡名ミナ、劉雲飛、妖怪腐れ外道のほか、覇王丸やナコルル、リムルル、橘右京、牙神幻十郎などシリーズでおなじみのキャラクター、さらに天草四郎時貞や羅将神ミヅキ、壬無月斬紅郎、兇國日輪守我旺ら歴代のボスキャラクターなど、総勢28人が登場する。
今回発売された移植版は、これまでSNK作品を含む数多くの移植を手がけてきたCode Mysticsが開発を担当した。本作として初めてオンライン対戦に対応したほか、初代『サムライスピリッツ』から『サムライスピリッツ閃』までの歴代シリーズイラストをアンロックしていくギャラリーモードが追加されている。なお、オンライン対戦はクロスプレイに対応しているため、PS4/Vita両バージョンのプレイヤーが対戦でき、またクロスセーブにも対応している。
NEOGEO家庭用版では諸事情により残虐表現がカットされていたが、今回はアーケード版と同様の無修正バージョンとなる(オプションで血の色など表現のレベルを調整可能)。オプションには、画面サイズやスキャンライン、フレームアートなどの設定や、メニュー画面のBGM変更も用意されている。