ポテチを食べながらゲームをする人のための画期的アイテムが開発中。汚れた手をサッと綺麗に拭える卓上モップ

弊誌読者の皆さんは、スナック菓子をつまみながらゲームをするだろうか。筆者はしない。なぜなら手が汚れる=コントローラーが汚れるからだ。しかし思うに、食べる派の方々もコントローラーが油まみれになっても平気というわけではないだろう。

弊誌読者の皆さんは、スナック菓子をつまみながらゲームをするだろうか。筆者はしない。なぜなら手が汚れる=コントローラーが汚れるからだ。しかし思うに、食べる派の方々もコントローラーが油まみれになっても平気というわけではないだろう。汚さないよう箸でポテトチップスを食べる人がいると聞くし、周辺機器メーカーのHORIがかつて「ショクシ」という箸やフォークを手に固定する器具を販売したこともあった。それならいっそモップで拭き取ったかのように手を綺麗にできる手軽な何かがあれば、筆者を含め皆が幸せになれるのではないだろうか。

モップである。正確にはラグの一種で、「The Wype」という商品だ。現在Open-Vision Labsが製品化を目指してKickstarterキャンペーンをおこなっている。毛の短いモップを裏返したような形をしているが、ここに手をモシャモシャっとやって汚れを拭き取るのである。この形状は同社が特許出願中のデザインで、特製のマイクロファイバー素材と合わせて、ペーパータオルやズボンで拭くよりも手を素早く綺麗にできるという。また、このマイクロファイバーには特殊コーティングが施されており、手を除菌する効果もあると謳っている。

https://www.kickstarter.com/projects/606273702/the-wype-your-personal-desktop-snack-rag/description

このThe Wypeは卓上サイズで、滑り止めがついた土台部分とモップ状のカバーに分かれており、カバーは3つ同梱される。カバーは洗って繰り返し使用できるが、5回ほど洗うと前述したコーティングが落ちて除菌効果は失われてしまうとのこと。そのためKickstarterキャンペーンでは、出資金額が3万ドル(約330万円)に達すると、何度洗っても除菌効果が落ちないコーティングに変更するストレッチゴールが用意されている。またカバーは黒色が基本となるが、こちらもストレッチゴールが用意されており、2万2500ドル(約248万円)に達すると2色から選択できるように、3万ドルでは3つ同梱されるカバーそれぞれの色を選択できるようになる。

同社がこの商品を思いついたきっかけは、案の定ポテトチップスを食べながらゲームをしていた時のことだそうだ。また、「一般的に使用されているPCのキーボードはトイレの座面より2万倍汚い」とか、「作業を中断して再開した場合、生産性が戻るまでにはおよそ15分かかる」などといった調査結果を知ったことで、スナック菓子で汚れた手を素早く綺麗にする商品をなんとしてでも開発しなければという思いに至ったという。そして試行錯誤を重ねた末に、このThe Wypeが生まれたのである。

Kickstarterキャンペーンでは、15ドル(約1600円)以上の出資でThe Wypeが一つ入手でき(別途送料が必要)、今年12月に発送予定となっている。キャンペーンは初期目標金額1万5000ドルのところ、本稿執筆時点で残り32日で4300ドルほどが集まっている状況だ。実は同社は以前にも同じ企画でKickstarterに挑戦しており、当時は目標金額に届かず失敗に終わっている。はたして今回はどうだろうか。

スナック菓子で汚れた手をサッと綺麗にしたいというのは、なにもゲームをしている時に限らない。PCで作業している時や、本を読んでいるときなど状況はさまざま考えられるだろう。ちょうど手を拭くものが欲しかったところだという方は、キャンペーンページをチェックしてみてはいかがだろうか。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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