「風ノ旅ビト」開発陣が新作『Sky』を正式発表。文明崩壊後の雲の上の世界が舞台、最大8人のプレイヤーが空を舞う

『Journey(風ノ旅ビト)』などで知られる「thatgamecompany」は、昨日開催されたAppleの発表会にて、ソーシャルアドベンチャーゲーム『Sky』を正式発表した。対象プラットフォームはiPhone/iPadおよびApple TV。

『Journey(風ノ旅ビト)』などで知られる「thatgamecompany」は、昨日開催されたAppleの発表会にて、ソーシャルアドベンチャーゲーム『Sky』を正式発表した。対象プラットフォームはiPhone/iPadおよびApple TV。リリースは今冬を予定。アナウンスとともに公開されたティーザー映像では、広大な雲の上の世界を舞台に数人のキャラクターたちがともに空を舞う様子が映しだされている。

『Sky』は昨年11月から公式サイトやSNSアカウント上で存在が明らかにされてきたプロジェクト。広大な文明がすでに崩壊した雲の世界を舞台に、プレイヤーは他者と協力しながら“光”を集めていく。探索要素とソーシャルな体験を融合させた内容で、最大8人のプレイヤーによるマルチプレイに対応している。文明崩壊後という世界設定や、マントをなびかせながらのゆったりとした移動アクション、また球形の光のビーコンを放つ様子は、同スタジオの代表作『風ノ旅ビト』を想起させる。

ゲームプレイに関する詳細はまだ明かされていないが、スタジオのプレジデントであり本作のクリエイティブ・ディレクターでもあるJenova Chen氏によれば、同作では「みんながつながっている」「他人に助けを求めている人から真の幸福はやってくる」といったテーマ性があるという。またモバイルをプラットフォームに選んだ理由としては、ゲーマーたちが『風ノ旅ビト』などで得た体験をほかのプレイヤーたちにも共有できないかと常々考えていたとしている。Chen氏はほかにも本作を、「忘れられない思い出のあるテーマパークを訪れるような喜び」のある作品ともしている。

Geoff Keighley氏が司会役を務めるQ&A映像には、広大な世界を複数のプレイヤーで思い思いに探索するシーンも

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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