『Rainbow Six Siege』イヤー2シーズン3「オペレーション ブラッドオーキッド」の詳細発表。配信日は9月5日深夜

Ubisoftは8月27日、「Rainbow Six Pro League」ファイナルにて『Tom Clancy’s Rainbow Six Siege』(以下、Rainbow Six Siege)のイヤー2シーズン3「オペレーション ブラッドオーキッド」で追加される新オペレーター3人および新マップの詳細を発表した。

Ubisoftは8月27日、「Rainbow Six Pro League」ファイナルにて『Tom Clancy’s Rainbow Six Siege』(以下、Rainbow Six Siege)のイヤー2シーズン3「オペレーション ブラッドオーキッド」で追加される新オペレーター3人および新マップの詳細を発表した。また各オペレーターのガジェットを紹介するゲームプレイ映像も公開されている。

「Ying」(本名:Siu Mei Lin)は香港の特殊部隊「SDU(Special Duties Unit)」所属のアタッカー。スペツナズのフューズと仲が悪く、殺傷力の高い彼のクラスターチャージとは対照的な非殺傷ガジェット「The Candela」を使用する。部屋全体に効果がおよぶフラッシュバンであり、「Ying」自身は特殊なゴーグルを装着しているため「The Candela」の影響を受けずに突撃できる。使用方法は3通りあり、グレネードのように投げる、破壊可能な壁に設置して反対側にフラッシュを放つ、もしくは地面に転がし隙間から隣の部屋に忍び込ませることが可能。タイマー機能をうまく使って、チームメイトと突入タイミングの連携を取りたいところ。なお発動前に破壊すればフラッシュを防止できる。イェーガーのADS、バンディットのバッテリーも有効だ。

「Ying」スピード2、アーマー2。メインウェポン:SIX 12ショットガン、T-95 LSW。サブウェポン:Q-929ハンドガン。ガジェット:クレイモア、スモークグレネード

「Lesion」(本名:Liu Tze Long)は「SDU」所属のディフェンダー。有害物質の取り扱いに長けており、毒を撒き散らす地雷「Gu Mines」を使用する。設置すると透明になるトラップであり、踏んだ者に即時ダメージと毒による継続ダメージを与える。立ち止まって解毒作業を済ませれば継続ダメージを止められるが、その間は無防備となる。また毒が適用されている間は移動能力が制限される。マッチ開始時の所持数は1個だが、35秒のクールダウンごとに1個ずつ増えていく(最大7個まで設置可能)。地雷の位置は「Lesion」本人にのみマーカーで表示される。アタッカーのラッシュを牽制する役割が期待できるだろう。カウンターとしてIQのスペクターで探知できるほか、サッチャーのEMP、トゥイッチのショックドローンが有効である。

「Lesion」スピード2、アーマー2。メインウェポン:サイレンサー付きSIX 12ショットガン、T-5 SMG。サブウェポン:Q-929ハンドガン。ガジェット:インパクトグレネード、展開型シールド

「Ela」(本名:Ela Bosak)はイヤー2のロードマップ変更により分割配信となったポーランド・オペレーターのひとり。父の死をきっかけにGROMへ入隊した機動力の高いディフェンダーである。「Grzmot Mines」は、オペレーターが探知範囲内に入ると起爆するコンカッション地雷であり、影響を受けた者は視覚と聴覚を奪われるだけでなく、移動速度が一時的に落ちる。「Lesion」の「Gu Mines」と同様にIQのスペクターで探知可能だ。また「Ela」自身がダウンした際には、控えの地雷を手動で起爆することで、とどめを刺しにきた相手の動きを封じ、仲間に攻撃の機会を与えることができる。開発陣からは、持ち前の素早さを活かしたローマー兼トラッパーという役割を担うことになると期待されている。なお本作初となるレッドドット・サイト付きハンドガンを扱うオペレーターでもある。

「Ela」スピード3、アーマー1。メインウェポン:ショットガン、SMG。サブウェポン:レッドドット・サイト付きハンドガン。ガジェット:インパクトグレネード、有刺鉄線

新マップ「Theme Park」は、廃墟化した香港のテーマパーク。麻薬を製造する犯罪組織が占拠している。東と西の建物に分かれており、中央にはモノレールが走っている。西館1Fのアーケードは外部からの侵入ルートが少ないかわりに階段が2箇所に配置されており、ポジションの切替がスムーズに行える。西館2Fは複数の小部屋が一本の長い通路につながっている。東館1Fはお化け屋敷となっており、全体的に部屋が暗い。影を味方にできるかどうかが鍵となりそうだ。最後の東館2Fはもっともエントリーポイントが多いエリアとなっている。

画像上:2階、画像下:1階

『Rainbow Six Siege』はイヤー2シーズン2「オペレーション ヘルス」にて大規模なシステム刷新、データ最適化を経ており、8月には登録ユーザ数が2000万人を超え、デイリーのアクティブユーザ数も230万人におよぶことが伝えられていた(公式ブログ)。シーズン3「オペレーション ブラッドオーキッド」のアップデートには1300個以上ものバグ修正が含まれる予定であり、コンテンツの追加だけでなくゲーム体験の改善にも引き続き力が入れられている。

新オペレーターと新マップは、8月29日にPC版のテストサーバ上で実装され、問題がなければ9月5日深夜にPC/PlayStation 4/Xbox Oneの本番サーバに反映される。イヤー2のシーズンパス所持者は9月5日のシーズン開幕と同時に新オペレーターにアクセスできる。そのほかのプレイヤー向けには1週間後の9月12日に解禁される。なおマップについては、先日ローテーションの変更がアナウンスされており、ランクマッチでは9種類、カジュアルマッチでは15種類に絞られる。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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