SF工業都市シム『Industries of Titan』発表。土星の衛星タイタンでは「生産力」がモノを言う、産業界の覇権を勝ち取れ
『Crypt of the NecroDancer』の開発元として知られる「Brace Yourself Games」は、新作『Industries of Titan』を正式発表した。同作はSFシム戦略ゲームで、プレイヤーは土星の衛星である「タイタン」に広大な産業都市を築き上げていくことになる。なお『シムシティ』のような純粋な都市運営シミュレーションゲームではなく、映像でも示されているように、他勢力と戦闘・競争するストラテジー要素もふくまれている。
※蒸気に包まれた工業都市がネオンで光り輝く。むせ返るようなサイバーパンク世界
『Industries of Titan』の世界では、「グレイト・ハウス」と呼ばれる勢力が複数存在しており、これらが衛星タイタンの資源・領土・権力を勝ち取るために競い合っている。プレイヤーは自身の「グレイト・ハウス」を勝利に導くため、都市を拡大して生産力を確保しつつ、他勢力をどう打ち倒すかを考えなければならない。
ゲームクリアとなる勝利条件もふくめ詳細なゲームプレイはまだ明かされていないが、本作には内政と戦闘の軸がある模様で、本作の中心要素となるであろう内政へと大きく目を向けてみよう。内政の基本戦略は街を設計して徐々に拡大していくという、シティビルダーとしてはありきたりなもので、都市をデザインする時には労働者や工場、そして建物の必要性などを考慮する必要がある。
しかし、本作においては「生産力」が印象的なキーワードとして使用されており、これが本作をユニークたらしめているようだ。ゲーム中では、生産ラインを構築し資源を消費して強力なデバイスや建物を生みだしたり、あるいは戦艦が敵勢力と戦闘するといった要素もあるため、敵に「生産力」で差を付けることで優位に立つことができるのだろう。このほかにも本作には「技術の優位性」「政治的影響力」といった要素もあり、さまざまな手段を用いて敵と戦わなければならないことを予感させる。
『Industries of Titan』のリリース時期は未定だが、現在すでにSteamにてストアページが公開されており、発売時期は「Coming Soon」とされている。