『Iron Harvest』のティーザー映像がついに公開。第一次世界大戦後の世界を舞台に「多脚戦車」が活躍するストラテジーゲーム

ドイツのインディーデベロッパーKING Art Gamesは、『Iron Harvest』のティーザートレイラーを公開した。昨年弊誌でも紹介した同作は、二足歩行型ロボットの技術が発展した第一次世界大戦の世界を描くRTS(リアルタイムストラテジー)作品だ。

ドイツのインディーデベロッパーKING Art Gamesは、『Iron Harvest』のティーザートレイラーを公開した。昨年弊誌でも紹介した同作は、多脚戦車の技術が発展した第一次世界大戦の世界を描くRTS(リアルタイムストラテジー)作品だ。対象プラットフォームはPC/PS4/Xbox One、リリース時期は2018年が予定されている。

※ 映像はプリアルファながらインゲームのものとなっている

本作はコンセプトアートを担当しているJakob Rozalski氏の作品群「1920+」をベースに開発が進められており、多脚戦車の技術が進んだ第一次世界大戦後のifの時間軸を描いている。世界大戦が終わったあとも戦争の火種を抱える欧州に似た世界観で、プレイヤーは部隊を指揮して勝利を目指す。ゲームデザインは『Company of Heroes』『Men of War』のようなオーソドックスなRTSとなっているが、やはり目を引くのは多脚戦車の存在だ。多脚戦車には軽量級から重量級までさまざまな種類が存在するようで、今回公開された映像では戦車同士が体当たりする泥臭い戦闘シーンや、巨大な戦車が豆粒戦車をいとも簡単に倒す様子が確認できる。なお本作はサンドボックス型のマップを採用しており、環境破壊要素も存在することが明らかにされていたが、戦場の壁や橋などは戦車によって簡単に破壊することができるようだ。

昨年の時点ではTwitter上のやり取りにてKickstarterでのクラウドファンディングが検討されていた『Iron Harvest』。今月末にドイツで開催予定のgamescomに合わせて、具体的なゲーム内容などのさらなる情報が公開されることに期待したい。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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