SWERY氏の新作『The Good Life』発表。夜になると住人がネコになる町が舞台のRPG作品、「レッドシーズプロファイル」の精神継ぐ

SWERY氏こと末弘 秀孝氏は、最新作『The Good Life』の概要を「fig」を通じて明らかにした。同プラットフォームにて開発資金を募るクラウドファンディングを実施予定で、開始は本日から18日後とされている。

SWERY氏こと末弘 秀孝氏は、最新作『The Good Life』の概要を「fig」を通じて明らかにした。同プラットフォームにて開発資金を募るクラウドファンディングを実施予定で、開始は本日から18日後が予定されている。

『The Good Life』の舞台となるのは、イングランドの田舎にある自称“世界で一番幸せな町”こと「レイニーウッズ(Rainy Woods)」。プレイヤーはニューヨークの写真家「ナオミ(Naomi)」となり、自身が抱える多額の借金の返済を模索する内に、この町に隠された奇妙な秘密を発見することになる。その奇妙な秘密とは「夜になると町の住民すべてネコになる」というもので、ナオミ自身も太陽が沈むとネコへと変身するという。プレイヤーは夜になるとネコになったナオミを操作し、ネコだけが通ることができるエリアを探索して重要なアイテムを見つけていく。

ゲームの詳細はfigでのクラウドファンディング開始とともに公開される予定だが、SWERY氏は同作を「『レッドシーズプロファイル』の精神を継いでいるが、新たなゲームプレイスタイルがある」とも、「“日常生活RPG”の枠組みに基づいたミステリーゲーム」とも説明している。

「fig」は2015年8月にスタートしたクラウドファンディングプラットフォーム。「Kickstarter」や「Indiegogo」とは異なり、業界のベテランたちによって設立された「fig」ではマーケティングやゲーム開発に関する支援もおこなうほか、ゲームの売り上げが成功した際には出資者に利益配分がおこなわれる特徴がある。先日にはヒットを飛ばした王国建設シミュレーション『Kingdoms and Castles』にて初となる配分がおこなわれ、投資額の2倍の配当金が投資者に与えられた(関連記事)。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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