グラスホッパー監修STGのリマスター『Sine Mora EX』Steamで発売。時間をテーマにしたユニークなシステム、PS4版の国内発売も予定
THQ Nordicは8月9日、『Sine Mora EX』をSteamで発売した。価格は980円で、8月16日までは20パーセントオフの784円で購入可能。ゲーム内は日本語表示に対応している。本作はDigital Realityが開発し、グラスホッパー・マニファクチュアが監修して2012年に発売した横スクロール・シューティングゲーム『Sine Mora』のリマスター版だ。
本作はスチームパンクの世界観の中を進む2.5Dタイプのシューティングゲームで、3Dグラフィックを活用した派手な演出シーンも取り入れられている。ゲームシステムは「時間」が大きなテーマとなっていて、ステージ開始時にスタートするカウントダウンがいわばライフゲージとなっており、被弾するとカウントダウンが早まる。逆に敵機を倒したりアイテムを取るなどすると、文字どおり“時間を稼ぐ”ことができる。また、ゲージを消費して時間をスローにするシステムも用意されているので、弾幕を避ける際には有効だ。うまく立ち回って時間を加算し続け、時にはあえて被弾してでも攻めて、カウントダウンがゼロになる前に全7種類のステージを攻略してそれぞれのボスを倒すのだ。
ゲームモードにはストーリーモードのほかに、アーケードモード・スコアアタックモード・チャレンジモード・対戦モードを収録。リマスター版である本作では、ストーリーモードで2人でのオフライン協力プレイが可能になったほか、対戦モードにレース・タンク・ドッジボールが追加。チャレンジモードにも新たなステージが追加されている。また、レンダリングを改善しグラフィックが向上したほか、オリジナル版ではアスペクト比21:9が採用されていたところを16:9もしくは16:10に変更。PCやPS4 Proでは4K解像度や60fpsでのプレイも可能になった。
オリジナル版の開発元Digital Realityは2013年に閉鎖しており、『Sine Mora』を含むIPをTHQ Nordicが獲得したことで今回のリマスターが実現した。なお、グラスホッパー・マニファクチュアは本作については承諾したのみで、開発には参加していない。本作は海外ではPlayStation 4/Xbox One向けにも発売されており、今夏中にはNintendo Switch版も発売予定となっている。THQ Nordicに確認した所、PS4版については配信日はまだ決まっていないものの日本でも発売を予定しているそうだ。Switch/Xbox One版に関しては発売未定とのことだった。