『All Walls Must Fall』Steamにて早期アクセス販売開始。タイムトラベル能力を駆使して戦うSFストラテジー

inbetweengamesは8月8日、SFストラテジー『All Walls Must Fall』の早期アクセス販売を開始した。『All Walls Must Fall』は原則としてリアルタイムで進行しつつも、時間操作による一時停止や巻き戻しが可能なストラテジーゲームである。

inbetweengamesは8月8日、SFストラテジー『All Walls Must Fall』の早期アクセス販売を開始した。対象プラットフォームはWindows/Mac/Linux(Steam)。ゲーム本体は1580円(8月16日までは10%オフの1422円)、オリジナル・サウンドトラックは498円で販売されている。本作の舞台は、冷戦が続く2089年のベルリン。プレイヤーは時間操作能力を有する諜報員たちを操作し、謎の組織による核爆弾投下を阻止すべく過酷な任務に当たる。

※2017年7月に公開されたトレイラー

本作は原則としてリアルタイムで進行しつつも、時間操作による一時停止や巻き戻しが可能なストラテジーゲームである。1タイル分の移動は1拍子、銃によるボディショットは0.5拍子といったように、全てのアクションは音楽のビートに合わせて展開される。アクションの継続時間に個体差こそあれ、この法則は敵味方問わずキャラクター全員に適用される。時を止め、敵のリズミカルな動作を計算に入れながら、次の一手を定めるのだ。

諜報員はミッション毎に自動生成されるナイトクラブを訪れ、密輸組織に関する情報を仕入れたり、情報提供者とコンタクトを取ったりと、さまざまなミッションをこなすことになる。任務をスムーズに遂行するためにも、警備員やバーテンダーと交渉したり、ダンスフロアで踊ったり、ハッキング技術によりバックドアに侵入したりと、ときとして戦闘以外のオプションにも目を向けることに。またキャラクターのアクションや、ミッションの進行度にあわせてBGMが変化していく「プロシージャル・ミュージック・ミクサー」も本作における特徴のひとつとなっている。

早期アクセス開始時点では、東ベルリンが舞台の第1章がプレイ可能となっており(1周あたりの想定クリア時間は1時間から2時間)、西ベルリンが舞台となる第2章は今後追加される。2017年3月に実施されたKickstarterキャンペーンの成功により、ストレッチゴールであった「Vandalism」「Drone Warfare」コンテンツは実装済み。早期アクセス中は4週間から6週間おきにコンテンツ・アップデートが行われる予定であり、半年から1年後に正式リリースを迎えることを目標としている。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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