『Shadow of War』装備品や仲間のオーク、XPブーストなどが手に入るマイクロトランザクション導入へ
Monolith Productionsは、『Middle-earth: Shadow of War』に導入予定となるマイクロトランザクション要素の詳細を公表した。先週末の開発陣によるライブ配信によって明らかにされたもので、プレイヤーは2種類のインゲームマネーを消費して、装備品やオークが入ったチェストやXPブーストを購入することができる。装備品とオークにはレアリティが設定されており、入手できるものはランダムとなっている。
まずゲーム内には2種類の通貨が存在しており、1つは前作にもアップグレード用に登場した「ミリアン」、もう1つは「ゴールド」となっている。「ミリアン」はトレジャーオークを倒したり、自身が持つ装備品を破壊することなどで入手可能。一方で「ゴールド」は、リアルマネーで購入することができるほか、特定のマイルストーンを達成することで少量手に入ったり、コミュニティチャレンジに参加することで獲得したりできる。なお「ゴールド」の価格は後日発表予定とされている。
ゲーム内のマーケットでは、タリオンの装備品を収録した「Loot Chest」と、仲間のオークが収録された「War Chest」が販売されている。この2種類のチェストは「シルバー」「ゴールド」「ミスリル」の3つに分類されており、「シルバー」のチェストは「ミリアン」にて、「ゴールド」と「ミスリル」のチェストは「ゴールド」にて購入することができる。ほかにもマーケットでは、「XPブースト」、およびチェストとブーストを収録した「バンドルパッケージ」が、「ゴールド」にて購入可能だ。なおこれらのコンテンツは、いずれも「ゴールド」を購入せずともゲーム内で入手可能だという。
トリプルA級かつシングルプレイヤーのみのゲームでマイクロトランザクションを導入する例は少なく、ユーザー層にもまだ浸透していない印象だ。昨年には『Deus EX: Mankind Divded』にて、弾薬などの消耗品がダウンロードコンテンツとして販売され、1つのセーブデータでしか使用できない点などもふくめユーザーから不評を受ける例があった。今回の件でも公式フォーラムやRedditなどでは、ゲーム内で入手できるのだから購入するかどうかはプレイヤー次第といった意見から、フルプライスのシングルプレイヤーゲームなのにといった意見まで、賛否両論の大きな議論を生んでいる。