「ソウルズ」シリーズから影響受けた3Dアクション『Sinner』発表。強敵と戦うため“レベルダウン”していく特殊なシステム採用

中国・香港のパブリッシャー「Another Indie」は、「Dark Star Game Studios」が手がける3Dアクションゲーム『Sinner: Sacrifice for Redemption』を正式発表した。リリース時期は2018会計年度Q1、対象プラットフォームはPS4/Xbox OneおよびPC/Mac。

中国・香港のパブリッシャー「Another Indie」は、「Dark Star Game Studios」が手がける3Dアクションゲーム『Sinner: Sacrifice for Redemption』を正式発表した。リリース時期は2018会計年度Q1、対象プラットフォームはPS4/Xbox OneおよびPC/Mac。発表に合わせて、同作に大きな影響を与えたという『Souls』シリーズを強く感じさせるトレイラーが公開されている。

なおDark Star Game Studiosは新興のインディーゲームデベロッパーで、スタジオには元Ubisoftのアートディレクター、元Blizzard Entertainmentのテクニカルアーティスト、元コナミのシニアプログラマーといった大御所の元スタッフらが所属している。

プレイヤーは記憶を失った剣士「アダム」となり、自身の記憶を取り戻すため、8人の強大なボスと戦うことになる。この8人のボスのうち、最初の7人は「7つの大罪」の化身となっている。アダムが魂の救済や償いを求めて戦っているという背景も含め、本作にはキリスト教の概念を強く感じさせる世界観が設定されているようだ。なお現時点でストーリーは詳細には語られていないが、マルチエンディングを採用していることが明らかにされている。

ゲームプレイを見ると、開発元も公式サイトにて明言しているが、『Sinner』は『Souls』シリーズから強い影響を受けていることが確認できる。剣戟と回避を中心としたアクション性、個性豊かな攻撃を繰り出してくる強大なボス、さらには中世ダークファンタジーな世界観。ほかにも本作は『ワンダと巨像』からも影響を受けているほか、「アニメスタイルのダッシュ」もアピールされており、トレイラーでは剣を引きずりながら走るシーンをいくつか見ることができる。このほか、本作最大の特徴としては「レベルダウン」型のシステムを採用している点。ゲーム中、プレイヤーはそれぞれの大罪の化身を打ち倒すため、自身が持つ力やステータスを犠牲にしなければならいという。こちらのシステムに関しても詳細はまだ伏せられている。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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