『Super Cloudbuilt』Steam/PS4版が国内発売開始。瀕死の女性兵士が精神世界を駆けるハイスピード・パルクールアクション

Double Elevenは7月25日、Coilworksが開発したSFパルクール・アクションゲーム『Super Cloudbuilt(スーパークラウドビルト)』を発売した。プラットフォームはSteamとPlayStation 4で、共に日本語表示に対応し、国内発売されている。

Double Elevenは7月25日、Coilworksが開発したSFパルクール・アクションゲーム『Super Cloudbuilt(スーパークラウドビルト)』を発売した。プラットフォームはSteamPlayStation 4で、価格はSteam版が1980円(8月2日までは1782円で購入可能)、PS4版は2224円だ。共に日本語表示に対応し、国内発売されている。

本作は2014年に発売された『Cloudbuilt』のリマスター版だ。特徴的だった鉛筆画のようなグラフィックはさらに美しくなっている。主人公は若き女性兵士のデミ。戦争で瀕死の重傷を負った彼女は、昏睡状態のまま病院で神経組織の治療を受けていた。その影響からか、彼女の精神は肉体から遊離してしまう。そしてデミは自らの精神が作り出した奇妙な、しかしどこか懐かしく感じる世界を旅することになる。

自分自身の枕元に立つデミ

ゲームでは、古代遺跡や未来的な建造物などが渾然一体となった空に浮かぶ構造物の間を、パルクールを駆使しながらゴールを目指して駆け抜けていく。デミはジェットパックが装備された特殊なスーツを着用しており、通常のジャンプやウォールランニングに加え、エアダッシュや2段ジャンプ、またブーストして壁を登っていくこともできる(スーツの機能はエナジーゲージを消費する)。ステージは水平方向だけでなく垂直方向にも広がっているため、スーツの機能を利用したテクニックはステージの攻略には必須となる。

ステージ内にはデミを攻撃してくる敵や破壊可能な障害物も存在し、これらは銃撃で排除可能だ。銃にはホーミングショットやバーストショット、スティッキーグレネードという射程やダメージ量の異なるショットがあり、場面に応じて使い分ける。本作のステージは“足場が空に散らばっている”といった感じで、時にどちらへ向かうべきか迷うことがある。そういう時は周囲を見回してチェックポイントの光の柱を探すのが定石だが、行く先を邪魔するように置かれた障害物も一つの目安となる。

デミのコスチュームはカスタマイズが可能

ゲームモードには「ストーリーモード」のほか、タイムトライアルなどのチャレンジをほかのプレイヤーとオンラインランキング上で競える「ランクモード」、ストーリーモードの複数ステージを一気に走破する「ラッシュモード」がある。合計177種類あるチャレンジにはノーダメージや武器不使用など条件の異なる種目があるが、いずれも目的はいかに速くクリアするかとなっている。本作は複雑なステージ構成ながら、スーツの機能を駆使することでハイスピードで駆け抜けていくことができ、プレイヤーのチャレンジ心を煽るゲーム性が特徴だ。

なお7月28日にはXbox One版も発売予定で、以前Double Elevenに確認したところ、こちらも日本での発売を予定しているとのことだった。ただ、海外では実施されている予約受け付けや体験版の配信が国内ではおこなわれておらず、実際に国内発売されるのか現時点では不透明だ(関連記事)。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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