ニンテンドースイッチ向けに『中毒パズル レベルス+』配信開始、任天堂の提案によりスマホから移植されたRPG風パズル

個人開発者Shumpei Hayashi(flow)氏は、本日7月13日より、ニンテンドーeショップにて、ニンテンドースイッチ向けに『中毒パズル レベルス+』の配信を開始した。価格は税込み700円。『中毒パズル レベルス+』はその名のとおり「レベル」の概念を導入するパズルゲームだ。

個人開発者Shumpei Hayashi(flow)氏は、本日7月13日より、ニンテンドーeショップにて、ニンテンドースイッチ向けに『中毒パズル レベルス+』の配信を開始した。価格は税込み700円。『中毒パズル レベルス+』はその名のとおり「レベル」の概念を導入するパズルゲームだ。紹介ページでは「RPG風パズル」と表現されている。

本作は一世を風靡したスマホアプリ『Threes!』にも似た、盤面にある数字パネルを1枚ずつ動かしていき手詰まりにならいようハイスコアを目指すタイトルだ。ゲーム中には仲間である「青パネル」、敵である「赤パネル」、お宝である「黄パネル」が存在する。プレイヤーは“同じ数字”の青パネルを重ね合わせてレベルアップさせ、敵である赤パネルを倒していく。また青パネルで黄色パネルを取得することで、スコアを稼ぐことができる。

本作においてはパネル同士の数字が同じであることのほかに、数字の大きさも重要になる。青パネルが赤パネルをやっつける場合も、黄パネルをスコアにする場合も、青パネルの方の数字が高くなければならないからだ。こう説明すると少しややこしく感じるかもしれないが、手っ取り早くいえば、青パネルと黄パネルの数字を大きくしていきながら、赤パネルを潰してスコアを稼いでいくのがゲームのおおまかな流れとなる。

本作はもともとiOS/Android向けに有料コンテンツ付きの基本無料タイトルとしてリリースされていたタイトルだ。開発にはUnityを使用しており、「何度遊んでも楽しい」タイトルを目指して制作されていたという。開発者のHayashi氏によると、任天堂のインディーゲーム系の窓口を担当している社員が同作を気に入り、ニンテンドースイッチへの移植を提案したことで、今回のリリースが実現したようだ。

スマートフォンアプリ版から移植することを受け、『中毒パズル レベルス+』ではさまざまな点が変更されている。TVモード、テーブルモード、携帯モードへの対応はもちろん、画面レイアウトが変更され、コントローラー(Joy-Con・Proコントローラー)操作、タッチパネル操作の両方に対応している。

またゲームデザインも見直されており、レベル5の黄パネルを取得することで得られる「カミナリ」の発動のタイミングが任意になり、画面内に「次回パネル予告」がついた。またゲームのテンポアップのため、ゲームの進行に伴って、初期レベルが2や3の青・黄パネルが出現するようになった。ほかにも高額パネル取得時の効果音が派手なものへと変更され、パネルを従来の逆方向である黄から青へと動かせるようにもなっている。こうしたゲームバランスの変更にあわせて、テストプレイなども入念におこなわれたとのこと。

プレイしてみた感想としては、ルールを把握するのにはやや時間が必要なものの、数字を大きくしていくコツを覚えるとテンポよく進めていくことができ、何度も挑戦したくなる楽しさに仕上げられている印象だ。制限時間も存在せず、自分のペースで遊べるのが嬉しい。ニンテンドースイッチ向けパズルゲームは現時点でそれほど多くリリースされていないため、『ARMS』や『スプラトゥーン2』といった激しく楽しいゲームの合間に楽しむにはちょうどよいタイトルになりそうだ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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