Steamにて1日で約4万人のユーザーがアンチチートシステム「VAC」に引っかかりBAN、サマーセールが終了した2日後に
「Valve アンチチートシステム(以下、VAC)」が、Steamにて7月6日に大量のユーザーをBANしていたことが明らかとなった。
「Valve アンチチートシステム(以下、VAC)」が、Steamにて7月6日に大量のユーザーをBANしていたことが明らかとなった。Steam APIを通じて情報を蓄積する非公式のデータベース「SteamDB」にて判明したもので、Steamのサマーセールが終了した2日後に約4万443人のプレイヤーがBANされている。
「VAC」を通じてBANされるユーザー数は日に平均で2500人から多くても6000人。また、過去最大にBANが実施されたのは2016年4月30日の約1万4627人で、今回はそれを大幅に超える数値となっている。『Counter-Strike: Global Offensive』の情報およびBANの通知トラッキングサイトである「Vac-Ban.com」によれば、同日には7388ドル分(約84万円分)のスキンやデジタルアイテムが喪失したという。
2016年から2017年にかけては、ピーク時の同時接続ユーザー数が1200万人から1400万人を記録するなど、現在もさらなる成長を続けるValveのPCゲーミングプラットフォーム「Steam」。一方で人気マルチプレイヤーゲームにおけるチーターの横行と運営側によるBANは常にイタチごっこの様相が続いており、今年2月、Valveは「VAC」にAIの機械学習を用いていることを明らかにし、怪しい行為が「熟練のプレイヤーのテクニック」なのか「チート行為」なのかを見分けるために使用していることを明らかにしていた(関連記事)。