国産2Dアクション『インダーク』配信開始。魂で敵を喰らい尽くせ、海の底へと潜り続けるローグライク
個人開発者ozumikan氏は、本日6月28日よりiOS/Andorid向けアプリ『in:dark(インダーク)』の配信を開始した。価格は360円、追加課金や広告のない売り切りタイトルとなる。
『インダーク』は、海の底を目指し、混濁した主人公の記憶を復元していくアクションゲームだ。主人公は魂と身体が切り離されており、プレイヤーは魂を操作することになる。本作は海の底に潜っていくことが目標であるがゆえに、移動できるのは横方向と下方向のみとなっている。画面をタップすれと魂は炎を使った範囲攻撃を繰り出し、フリックすれば体当たりする。敵を倒せば「カルマ」が散らばる。カルマが集まれば主人公の記憶が復元されていくほか、道中のショップでも使用可能だ。
また炎以外の攻撃で敵を倒すと「ソウルたべ」が発動し、「いぶくろゲージ」が満たされる。いぶくろゲージが満たされると、体当たりの飛距離を伸ばしたり、バリアを張ったりといった利点がある。魂を操作し敵をガンガン喰らい尽くしていくのが醍醐味でもあるだろう。
『インダーク』の特徴は、魂が本体でありながら、ダメージ判定が身体にあるという点だ。身体は魂に引っ張られる形になっており、ややクセのある挙動をする。大胆に魂を操作しつつ、時に繊細に操作し、身体を守ることが重要になってくるだろう。
ozumikan氏によると、本作の開発が始まったのは昨年の夏で、開発期間は約1年とのこと。前作『ルインズラン』を開発したのち、カジュアルな“避けゲー”をスタートさせ動画をTwitterに投稿すると周囲の反応がよく、有料アプリとして販売することを決意したようだ。氏は影響を受けたタイトルに『Downwell』をあげているが、落ちていく同作に対し『インダーク』は潜っていくという違いがあり、それぞれ異なる魅力がある印象を受ける。
買い切りの有料アプリをリリースした経緯としては、物語や世界観を守り作品にしっかり没入してもらうためであるという。今年明けには『Strange Telephone』や『Missileman』といった個人開発者が手がけた有料アプリがリリースされたが、『インダーク』もまたそうした流れを汲んだタイトルであるだろう。