『GTAV』のスクリプトMod向けツール「Script Hook V」のアプデはもうしばらく見送りへ、「OpenIV」にはアップデートも

先日より続いている『Grand Theft Auto V』のModツール「OpenIV」に関する騒動。先週にも新たな動きが2つあり、まず「OpenIV」と並んで人気のスクリプMod向けツール「Script Hook V」のアップデートが見送られていることが明らかとなった。

先日より続いている『Grand Theft Auto V』のModツール「OpenIV」に関する騒動。先週にも新たな動きが2つあり、まず「OpenIV」と並んで人気のスクリプMod向けツール「Script Hook V」のアップデートが見送られていることが明らかとなった。「Script Hook V」は大型アップデート「銃器密造」のバージョンで利用不可となっていたが、開発者のBlade氏はTake-Two Interactiveと「OpenIV」の結末を見てから修正を考えているという。

「Script Hook V」は、スクリプト系のModに使用されているツール。おもにテクスチャやモデルを変更する「OpenIV」と同様に、『GTAV』でModを導入するならばなくてはならない存在である。現時点でのバージョンでは「Script Hook V」をそのまま使用することはできないが、一部インターネット上ではユーザー自身で修正して使用可能にする方法も出回っている。

YouTuberのTaligolt氏が友人でもある「OpenIV」の開発者Good-NTS氏と「Script Hook V」について話したところ、同ツールの開発者であるBlade氏はTake-Twoと「OpenIV」の問題がどう解決するかを待っている状況だという(なおこの発言については、『GTA』のModコミュニティが根付いている「GTA Formus」管理者Kirsty氏もフォーラムで触れている)。

一方で、公開・開発停止を要請された「OpenIV」では、先週末にバグ修正や小さな改善を盛り込んだビルド907の最新アップデートがあったことが話題となっている(この情報は既存の「OpenIV」クライアントから確認できる)。「OpenIV」の公式サイトやSNSアカウント、また開発者のGood-NTS氏は今月の15日前後から沈黙を続けており、このアップデートがどういった意図で行われたのか、今後の吉報を待ちたい。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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