『The End is Nigh』のゲームプレイ動画が公開。『Super Meat Boy』ゆずりのストレスフルな即死系アクション
インディーデベロッパーのTyler Glaiel氏は6月14日、2Dアクション・アドベンチャーゲーム『The End is Nigh』のゲームプレイを紹介する動画を自身のYouTubeチャンネルで公開した。本作は『Super Meat Boy』や『The Binding of Isaac』などで知られるEdmund McMillen氏の最新作で、Glaiel氏はプログラマーとして開発に参加している(関連記事)。
本作の主人公は、世界の終わりを生き抜いた黒い塊の生命体Ash。ひとりぼっちになってしまった彼は、友達を“造る”旅に出かける。今回主に紹介されているのは崩壊した都市のようなステージで、Ashはビルの壁を伝いながら、即死トラップのトゲに触れないよう進んでいく。Ashの操作は左右の移動と、ジャンプの強弱のみとシンプル。こういった操作性やゲームプレイ映像を見る限り、『Super Meat Boy』とほぼ同じゲーム性だと言えそうだ。
ただし、いくつか違いや新要素も確認できる。『Super Meat Boy』では三角ジャンプなどを駆使して壁を駆け登っていくことができたが、本作では壁を蹴ることはできず、触れてもずり落ちてしまう。その代わり壁の要所要所に突起が出ており、Ashはここに掴まることができる。ビルの頂上の角でもグリップが効くようだ。
また本作はステージ制ではあるが、それぞれのステージはシームレスに繋がっており、前のステージにスクロールして戻ることができる。動画では、触れると崩壊するビルや、壊れる足場をリセットするために、前のステージに一旦画面を切り替える様子が確認できる。また、本作では黒い腫瘍の塊が収集要素としてステージ内に配置されている。その攻略にも前後のステージを移動できるシステムが活かされており、一見取れそうにないと思われるものでも、次のステージから飛び移ってくることで活路を見出すことができる場合がある。
別のエリアでは水中を進むステージも登場する。ここでは壁の突起を掴むのではなく、ジャンプボタンを押して泳いでいく。密集したトゲのトラップの間を、絶妙なボタン操作でくぐり抜けていくという、地上のステージとはまったく異なるゲーム性になるようだ。ちなみに、上に掲載した動画は本作のサウンドトラックを紹介するもの(ゲームプレイは早送りして確認してほしい)。クラシックの名曲をリミックスした楽曲が使用される。
本作は12種類以上のエリアに、600種類以上のステージが収録される予定。その中には収集要素として100個の腫瘍の塊が配置されるほか、20本以上のゲームカセットも配置される。このゲームカセットにはそれぞれミニゲームが収録されており、獲得することで実際にプレイすることができる。
『The End is Nigh』は7月13日にPC版が発売予定。Steamでは予約受け付けが開始しており、通常1480円のところ1332円で予約できる。PC版の発売後にはNintendo Switch版を発売することが予告されており、そのほかのコンソールでの発売についても、その可能性が示唆されている。