『Fallout』と『The Elder Scrolls』の世界はつながっていない、Bethesdaが一部ファンの提唱する説を否定

Bethesda Softworksが有する2大オープンワールドRPG『Fallout』と『The Elder Scrolls』。一部ファンのあいだでは、両作の世界がつながっているかもしれないとの説が提唱されており、実際に『Fallout 4』では『TES』の「ニルンルート」らしき植物が発見されたことで注目を浴びたこともある。

Bethesda Softworksが有する2大オープンワールドRPG『Fallout』と『The Elder Scrolls』。一部ファンのあいだでは、両作の世界がつながっているかもしれないとの説が提唱されており、実際に『Fallout 4』では『TES』の「ニルンルート」らしき植物が発見されたことで注目を浴びたこともある(参考リンク: Kotaku)。しかしBethesdaのマーケティング担当Pete Hines氏は、海外メディアGame Spotの取材のなかで、「同じ宇宙ではない」とこの説をきっぱりと否定した。

Hines氏はインタビューのなかで、「我々は『The Elder Scrolls』を作った、それからまったく違うデベロッパーとパブリッシャーが『Fallout』を思いついて、そこから我々が買収したんだ。どうやったらそんな……」ともコメントしている。

『TES』シリーズは1994年に第1作目「Arena」がリリースされており、開発・販売はBethesda Softworksが担当。一方で初代『Fallout』はInterplay Entertainmentが開発・販売を担当しており、Bethesdaが関わるようになったのはIPの開発権利を買収した『Fallout 3』からとなっている。その後Bethesdaは、2012年にInterplayとの協議で『Fallout』の権利を完全に取得し、初期作品の販売権も2013年には取得している。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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